【ブログ】どん底から10位入賞で意気揚々なアルボン、一方のフェラーリ陣営は重い空気/中国GP現地情報2回目
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メディアセンターの端っこだけは外に出られるようになっていて、そこからだとピンボケにならずに写真を撮ることができます。フォーメーションラップでフェルスタッペンとロバート・クビサが、いきなりスピンしたのには驚きました。
レースではガスリー選手が6位入賞を果たしたのに加え、最速ラップも決めました。
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ホンダの山本雅史F1マネージングディレクターや田辺豊治F1テクニカルディレクターにねぎらわれて、ホッとした表情を見せてましたね。
でもそれ以上に大活躍だったのが、ファン投票で「最優秀ドライバー」にも選ばれたアルボンくんです。
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なにしろピットレーンスタートから、10位入賞ですからね。終盤ははるかにペースに優るロマン・グロージャンを抑えきっての、ポイント獲得。
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レース後の囲みでは、身振り手振りの大熱演で、バトルを再現してくれました。
対照的にくら~い雰囲気だったのが、フェラーリ陣営です。
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今回の戦闘力からすれば、ベッテルの3位表彰台は十分に満足すべき結果だと思うんですが、問題はふたりのドライバーへの対応ですよね。
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記者たちからもマッティア・ビノット代表に対し、「なんであんなにルクレールのピットインを遅らせたんだ」などなど、露骨な待遇格差に質問が集中しました。
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それについてルクレール自身は、「チームの判断は、十分に理解できるものだよ」と、優等生的答えに終始してましたが……。
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この会見直前には、戦略担当エンジニアのジョク・クレアから、かなり厳しい表情で長いこと説明を聴いていました。やはり本音としては、納得いってなかったんでしょうね。マネジャーのニコラ・トッドなどなど、ルクレールの取り巻きもいっしょでした。
このフェラーリの確執、今後もけっこう尾を引くかもしれませんね。