更新日: 2019.05.27 04:54
F1モナコGP決勝:激闘を制したハミルトンが辛勝。フェルスタッペンはペナルティで2位を失うも、ホンダPU勢が4台入賞
ハードタイヤを履いたフェルスタッペンとベッテルに対し、メルセデスAMG勢はミディアムタイヤをチョイス。しかしボッタスは翌周もう一度ピットインしてハードタイヤに履き替えた。リカルドとマグヌッセンもピットインして13番手・14番手まで後退したが、ガスリー以下はソフトのままステイアウトしてポジションを2つ上げた。
レースは15周目に再開。ハードタイヤに履き替えたルクレールは周回遅れは取り戻したものの最後尾まで落ちている。15周目のラスカスではジョビナッツィがロバート・クビサ(ウイリアムズ)のインを突いてクビサがスピン。
後続のジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)とルクレールが行き場を失ってしばらく停止させられたが、各車が自力でレースに復帰しFIA-F2のように赤旗にはならずに済んだ。
ルクレールは16周目にピットインしソフトタイヤに履き替え「諦めたくない」と言ったものの翌周ピットに戻ってリタイアを余儀なくされた。
首位ハミルトンはミディアムタイヤを保たせるためにペースを抑えて走行。そのため2番手フェルスタッペンと3番手ベッテル、4番手ボッタスを背後に抱えたままの走りを余儀なくされる。
30週目を迎える頃にはフェルスタッペンがプッシュを開始しハミルトンにプレッシャーを掛けていく。それと同時にボッタスはペースが鈍りやや遅れ始める。
コース上には小雨がパラつき始める中、27周目にガスリーがピットインしてミディアムに交換し8番手に後退。30周目にサインツがピットインしガスリーの後方に戻った。
32周目にはクビアトがピットインするが、僅かにサインツに届かず、そのままサインツの後方でコース復帰となった。アルボンは40周目まで引っ張ってピットインしクビアトの後方9番手に戻った。レース序盤のセーフティカー中にピットインしたリカルドとマグヌッセンだけがポジションを落としたかたちになった。
40周目を迎える頃には雨脚がやや強くなるが、まだ各車ともドライタイヤで走行を続ける。ハミルトンはミディアムタイヤの選択が間違いではなかったかと不満を訴えるが、チームはこの戦略が正しいと確信していると伝える。