更新日: 2016.09.26 10:23
ハードとミディアム間の性能差は1秒以上
午後のフリー走行2回目(FP2)でミディアムタイヤも使用されました。マシンのセットアップにもよりますが、両コンパウンド間にはラップあたり1秒以上の性能差が存在しています。気温が30°C近い中で行われたFP2において、各チームは、多様な燃料搭載量での両コンパウンドの動作を検証していました。バルセロナは比較的路面の改善が進みにくいため、決勝でも本日同様のタイヤ動作が予想されます。
バルセロナは、過去13戦中11回がポールポジションからの優勝であることから、予選のシミュレーションが特に重要で、セーフティーカー導入率が低いこともあり、ポールポジションが優勝に直結する可能性が非常に高いサーキットです。
メルセデスが両フリー走行セッションを席巻しました。FP1では、ニコ・ロズベルグがハードタイヤで最速となり、FP2では、ルイス・ハミルトンがミディアムタイヤでセッション最速タイムを記録しました。
ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター
ポール・ヘンベリーのコメント:
「今日のフリー走行は、路面温度と気温がプレシーズンテストの時よりもかなり高い中で行われましたが、テスト時同様のタイヤ動作を確認することができました。2015年型リアタイヤ構造への改良が効果を発揮していることは明らかで、昨年よりもタイヤに対する負荷が高くなっているにも関わらず、摩耗とデグラデーションは大幅に減少しています。したがって、決勝では2ストップが主流になると思います。各チームが熟知するサーキットだけに、極めて僅差のレースとなりそうです。タイヤマネジメントに関しては、些細なアドバンテージでもトラックポジションを大幅にアップすることに繋がるでしょう」