更新日: 2019.09.11 20:43
フェラーリの強みを活かし、孤軍奮闘の“1対2バトル”を制したルクレール【今宮純のベルギー&イタリアGP採点】
☆☆ アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
ベルギーGP:5位/イタリアGP:6位
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レッドブル・デビュー2戦、この結果でそろえチーム側もひと安心。モンツァではマシンパッケージに慣れ、アグレッシブに攻めた。コースオフやショートカットなどしたものの思い切りの良さは〇、3戦目からの進化を注視しよう。
☆☆ ランド・ノリス(マクラーレン)
ベルギーGP:11位/イタリアGP:10位
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スパの5番手快走でルーキーの潜在力をさらに知らしめた(終盤にPUトラブルによる完走扱い11位)。モンツァではペナルティのために後方16番手からミディアムタイヤ→ハードタイヤとつなぎ10位入賞。最年少19歳でも「安心して見ていられる」。まさにベテランのようなルーキー。
☆☆☆ ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
ベルギーGP:8位/イタリアGP:5位

ルノーとの契約を終えることになっても、この連戦に平常心を保つポジティブな姿勢がうかがえた。いまの立場でレースに集中している。来季動向は不明だがドライバーズマーケットで、彼の評価は上向き傾向にある。
☆☆☆ ダニエル・リカルド(ルノー)
ベルギーGP:14位/イタリアGP:4位
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今年ルノーに移籍しただけに、育成アカデミー所属のFIA-F2ドライバー、アントワーヌ・ユベールの事故死にスパではショック隠せずにいた。それでも連戦の得意なモンツァで予選からロー・ダウンフォース・セットアップを決め、セクター1と2でフェラーリ勢に次ぐタイム(!)。ブレーキングスキルを発揮、中間チームのトップを独走する決勝4位(ヒュルケンベルグも5位)。ルノーワークス体制になってからのベストリザルト、一気にトロロッソ・ホンダをコンストラクターズランキングで抜き5位にジャンプアップ。「やっといい仕事ができた」と笑うリカルド。