ハミルトン「僕が王座に就くことが望まれないとしても、最後まで諦めない」:メルセデス マレーシア日曜
2016年F1マレーシアGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンはリタイアに終わった。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=リタイア
マックス(・フェルスタッペン)がピットウィンドーにいたから、彼をそこから押し出すためにプッシュしていた。ほとんど成功したと思う。でもストレートで突然パワーを失った。ブローする音が聞こえ、マシンを止めなければならなかった。
僕らはこの2年、信じられないほどの成功を収めてきた。そのことに感謝している。チームメンバーは懸命に働いているだけに、今全員が辛い気持ちでいる。
レースをリードしながら、クルマが壊れて、降りなければならないとき、前向きなことを言うのは難しい。
メルセデスはエンジンを43基ぐらい作ってきて、僕が3基余計に使っている。そしてトラブルのほとんどが僕のエンジンに出ているんだ。受け入れるのは難しいよ。
それでもチームの皆を100パーセント信じている。彼らがいたからこそ、僕はこの2回のタイトルを獲得することができたんだ。
今年、問題が続いているけれど、これは僕の意思や精神を試すためのものだと思う。僕の担当メカニックたちの目に涙が浮かんでいるのを見た。皆が痛みに耐えている。
でもまだ5戦残っている。僕が今週末のようなパフォーマンスを発揮できれば、目指せないものなんてない。
エンジンはファクトリーに戻されて、何が起きたか調べられる。毎回、原因が発見され、来年再発しないよう対策が取られ、さらにいい状況になっていく。
僕が全力を尽くしても、大いなる力が僕が最終的にチャンピオンになることを望まないなら、それを受け入れるしかない。自分がやれるだけのことをやったと思えるなら、それが一番重要なことだ。僕はワールドチャンピオンだということを忘れないでほしい。だいじょうぶだよ。