更新日: 2016.10.20 17:32
「ペレスに選ばれなかった理由はリーダーシップ欠如ではない」とルノーF1
「メルセデスにはトト(・ウォルフ)とニキ(・ラウダ)がいる。レッドブルにはクリスチャン(・ホーナー)とヘルムート(・マルコ)がいる。我々のところに彼らより数多くのボスがいるとは言い切れない」とバスール。
「マテシッツをトップだと考えたらレッドブルとルノーは似たようなものだろう」
「我々の組織はジェローム(・ストロール、ルノー・スポール・レーシング会長)とシリル、私が率いている」
「我々にはふたつの部門(パワーユニットとシャシー)があって、再建と成長の段階にあることを考慮に入れてほしい。やるべきことがたくさんあるのだ」
「私は3人(のリーダー)が多すぎるとは思わない。組織のビジョンは私にもシリルにも明確にあるし、それが一番重要なことだ」
「私はトラックオペレーションとパフォーマンスに責任があり、シリルは会社に責任がある」
「我々は全く異なった経験をしてきた。私はレース出身だし、シリルは会社経営の出身だ。我々は相互に補完しあっている」
「最初から私にとってははっきりしていた。その点で問題は何もない」
「おそらく外部から見るとそうは見えないのかもしれないが、内部ではとてもよく機能している」
報道によれば、フォース・インディアのドライバーであるセルジオ・ペレスは指揮系統の不明確さを理由にルノーへの移籍を見送ったともいわれているが、バスールは何か他の理由があってのことだろうという。
「それ(指揮系統)がペレスの(ルノー移籍を見送った)理由ではない。他に事情があるのだ」と彼は述べた。
「私に言わせれば状況はとても明確だ。問題などない」
「ペレスのポジションについてはまた違う話だ。そして私はペレスのことを気にかけてはいない」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています