投稿日: 2020.07.09 11:16
更新日: 2020.07.09 11:20
更新日: 2020.07.09 11:20
英国人ジャーナリストのF1取材日記/オーストリア:近くて遠いドライバーたち。コロナ検査がもたらす密かな楽しみ
Chris Medland
トップ3会見の様子もこれまでとは異なる。ドライバー同士は2メートルの距離を取らなければならず、記者会見場に入れるのは司会者、TVカメラマン、サウンドエンジニア、フォトグラファーがひとりずつで、ジャーナリストたちの入室は許されなかった。
ジャーナリストたちは常にメディアセンターに閉じこもっている状態。グループ記者会見の際には別室に移動し、周囲を気にすることなく質問する。
フォトグラファーの移動範囲も制限され、入れるスポットは約20カ所。ピットレーンには入れないため、メディアセンターの窓際が撮影のベストスポットのひとつといわれていた。
メディアセンターからはスターティンググリッドとピットが見渡せるので、決勝スタートを見るには完璧な場所だ。
大勢で一緒に食事をとることは許されない。そのために、ひとり分かふたり分のテーブルが距離をとって設置されていた。
サーキットを訪れる全員が定期的に(最低でも5日に1回)Covid-19の検査を受けなければならない。だが検査に行く時にひとつ、いいことがある。この時だけは、メディアセンターの外に出て、パドックの近くを通ることができるのだ。
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