更新日: 2020.07.17 10:23
【ブログ】コツコツと順位を積み上げていた我らがライコネン/F1自宅特派員シュタイアーマルクGP編
その決勝。
また素敵国家演奏と思いきや、今回は聞かせる系で攻めてきましたね。
アコーディオンおじさまのしっとり演奏に、またも飛行機天国でございます。
「飛べるもの全部、空に飛ばしちゃいました☆」みたいなエアショー、最高でございました。
あの山の上の観客さんたちも、喜んでいたことでしょう。
ナイススタートのハミルトンさん。
それに比べて、ライコさんのクソ(失礼)スタートに天を仰いでおりましたら、ベツさんとルクレールさんが接触されておられました。
乗り上げるルクレールさんに、哀れベツさんのリヤウイングが、プラーンと……。
ルクレールさんは、Q2敗退にグリッド降格の合わせ技であせってたんだろうなぁ。
地元で遊んでいたことがバレて、大目玉くらった後だろうし。
心情は理解できるけど、取り返しがつかないので、益々精進していただきたく。
わたしも何度か体感しておりますが、チームメイト同士の接触は、ファンの心のダメージがでかいのよ。
セーフティカーのご登場でリプレイを観ておりましたならば、ベツさんの真後ろにライコさんがいたんですね。
乗り上げ接触後、ライコさんは、おもいきりブレーキかけられておられましたよ。おかげさまのドンケツです。
こんなところでも、小さな不運をすかさず拾ってしまうライコさん。さすがです。
今回のレース、我らがライコさんは、ドンケツからコツコツと順位を積み上げておられました。
タイムを観ながら、ライコさんの動向を探るお仕事は大変ではありますが、
テレビで映らぬシーンを数字で脳内補完する作業は、ボケ防止につながりますな!
後半、ジョビさんがクビアトさんに詰めていて、その後ろにはライコさんがいたのですが。
クビアトさんを抜ければ10位入賞という、あと1歩のまま、燃料セーブに入られてしまわれました。
ライコさんは、11位でレース終了です。
もう少し早いタイミングで、ジョビさんにそのまま攻めさせるか、ライコさんに攻めさせるかをチームが指示していたならば、
タイヤと燃料を無駄に消耗することなく、どちらかがポイントとれてたんじゃないかなぁ……、
と、一億総監督としては残念に思っている次第であります。
ランド・ノリスさんは、すごかったですね……!
ストロールさん、リカルドさんとの3つ巴の攻防戦は見ごたえがありました。
そしてファイナルラップのペレスさんを、あんな気持ちよく抜けるなんて!
ドライバー・オブ・ザ・デーに輝いたペレスさんは、今回も惜しかった。
あのアレクサンダー・アルボンさんとの接触がなければ、結果は違っていたのかなぁ。
いやでも、下位からゴリゴリあがってきての6位はすごい。
あのサインツさんを大外刈りで抜いたシーンは、鳥肌ものでしたよ!
納得のドライバー・オブ・ザ・デーでありました。
たから雨が苦手とは、言わないであげて~。
タッペンさんは、できることは全部やっての3位でした。
戦略でレッドブルががんばっても、今はクルマの完成度が高いメルセデスが勝ってしまう図式がつらい。
それでもタッペンさんには、つい過剰に期待してしまうのよ。
うまいことタイミングさえあえば、勝ってくれるんじゃないかと思えてしまうのが、タッペンさんの魅力でございましょう。
レッドブル・ホンダさんには、なんとか巻き返していただきたい。
今週もメルセデスデス。
ハミさんは不動の1位でございました。
さすがの安心感。抜ける気がまったくいたしませんでした。
チームメイトのボッタスさんは職人でした。
今回は、期待された以上のお仕事をこなしておられた気がいたします。
やっぱり強いなあメルセデス!
ところで表彰式に現れたトロフィーロボット、ちょっと中途半端でしたね(笑)
ヨタヨタと、つたなく進む姿がいじらしく。
名前を付けるならば、ロボットトロフィーで“ロボフィー”?
次回は、さらに進化した姿を見せていただきたい。
来週は第3戦ハンガリーGPでございますよ!
去年、わたし現地観戦したんだよなぁ……、としみじみしております。
1年ってあっという間ですね。
ハンガロリンクで帰宅難民になったり、腹壊したり、ボラれたりな現地観戦記は、過去記事をご覧いただけたら幸いです。
(編注:F1現地特派員ハンガリーGP前編、後編)
それではまた来週、お会いしましょう!