更新日: 2016.10.29 03:24
不調続くフェラーリ「TD離脱でも来季F1マシン開発への影響はなし」とベッテルが明言
シーズン途中でテクニカルディレクターのジェームス・アリソンを失ったフェラーリだが、2017年のF1マシンを開発していくうえで、大きな不利益は生じないとセバスチャン・ベッテルは語る。
7月のドイツGP前夜、アリソンが3年間を過ごしたフェラーリを離脱したことが発表された。これにともなってエンジン部門のトップを務めていたマッティア・ビノットが、チーフテクニカル・オフィサーに就任。ヘッド・オブ・レースアクティビティの役割を持つジョック・クリアは当時、チームは「(アリソン離脱による)穴を埋めるため、懸命に仕事に取り組むべきである」と語っていた。
ベッテルは(アリソン離脱の)知らせは受け入れることは難しく、大幅変革となった技術レギュレーションの最終決定も遅れはしたものの、2017年のマシン開発に影響はないと考えており、以下のように述べている。
「来シーズンのマシンは大きく異なるものになるので、プロジェクトは誰にとっても非常に早い時期に始まった。シーズン序盤、来季がどうなるかが確実にわかるまでには多くの時間がかかった。ひとりの人間に関するだけのことではなかったから、アリソンの不在を受け入れるのはチーム全体にとって簡単ではなかった」
「彼が重要な役割に就いていて、大きな影響力を持っていたことは想像がつくだろう。しかし水面下で進めていた将来に関する部分には、重大な影響はなかった。ファクトリーでは来季をどうするかについてのプランがあって、僕らは長期に渡ってその計画に沿って動いていた」
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