更新日: 2020.09.27 22:44
ボッタスが得意のソチで今季2勝目、最速ラップも記録。ホンダPU勢は全4台が入賞【決勝レポート/F1第10戦】
10秒ペナルティが科されたハミルトンに対し2番手ボッタスと3番手フェルスタッペンはそれぞれ1.5秒差でついていき、オコン、リカルド、ペレスも大きく離されることなくついていく。しかしペレスは15周目のターン3でイン側からリカルドに並んでターン4の飛び込みで前に出た。リカルドはこの周の終わりでピットインしハードタイヤに履き替えた。
ピットストップが近いと指示されたハミルトンはペースアップして14周目からファステストラップを連発。首位ハミルトンは16周目にピットインし、10秒加算ペナルティを消化してハードタイヤに交換し、10番手ベッテルの後ろでコースに復帰する。
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これで首位に立ったボッタスはペースを上げてフェルスタッペンを1周あたり0.4〜0.7秒ずつ引き離していき、フェルスタッペンは対ボッタスではなく対ハミルトンを考えながらレースをしていく。
18周目にはオコンとガスリーがピットイン、ソフトスタート勢ではペレスが最長で20周目まで引っ張ってピットインし、オコンの前でコース復帰して見事にオーバーカットを果たした。
23周目にはフェルスタッペンのタイヤにややバイブレーションが出始め、1周目にピットインしたアルボンのハードタイヤもバイブレーションが出る。フェルスタッペンは25周目にピットインし、ハードタイヤに履き替えてハミルトンの5秒前方でコースに戻った。目の前にはハードタイヤで走り続けるクビアトがいるが、27周目のターン2で難なくパスする。翌26周目にはボッタスがピットインしてやはりハードタイヤに履き替え、フェルスタッペンの9秒前方首位のままでコースに戻る。
25周目、ルノーはベッテルに引っかかって抜けないオコンに対しリカルドを先行させるよう指示を出す。しかしリカルドはタイヤをロックさせてターン2エイペックスの縁石をカットし、そのままコースに復帰ししたため5秒加算ペナルティを科されることとなった。28周目に2番手を走るルクレールがピットインし、リカルドとオコンの間に復帰。ルノー勢はルクレールとの5番手争いとなったが、オコンはリヤタイヤのグリップ低下に苦しみクビアトが背後に迫る。
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