更新日: 2020.11.28 14:39
ホンダF1田辺TD初日会見:クラッシュによりPUのやりくりに支障が出る可能性も「基本的には3基で乗り切るつもり」
──クラッシュ後のアルボンの様子は、田辺さんからご覧になってどうでしたか。
田辺TD:実は、直接会っていないんです。
──ミーティングにも、出てなかったのですか?
田辺TD:いえ、コロナの蔓延がひどくなったこともあって、以前はエンジニアリングルームにドライバーも入っていたのが、この2戦ほどは自分の控え室からリモートで参加するようになりました。セッション後にガレージに戻ってきたかどうかも、確認していません。
──リモートになったのは、イモラ(第13戦エミリア・ロマーニャGP)辺りからですか?
田辺TD:最近ですね。FIAが一斉に指示したわけではなくて、チームによってはもっと早くからそうしてるところもあります。確かメルセデスは、最初からエンジニアリングルームに入れてないかと。
──すでに今季のタイトルは確定したわけですが、マックス・フェルスタッペンも「モチベーションは変わらず高い」と言っていました。これから最終戦まで、PU側も戦ううえでのアプローチを変える可能性はあるのでしょうか。あるいは勝負は来年ということで、通常ならできないことをレース週末に試すつもりはありますか。PUにはいろいろ、レギュレーション上の制限があるとは思いますが。
田辺TD:特に考えていないです。やはり予選とレースの同一モードがありますし、TD(技術指令)37が、4台のPUを足並み揃えて使うようにと求めている。さらにすでに3基目に入っていて、やりくりが足りなくなりそうなのもあります。そこで何かあったらというのを考えると、あまり冒険的なことはできません。
もちろんレースですから、冒険的なことは基本的にはやりません。ただ参考にするという意味でのトライは、ある程度はあります。とはいえ来季に向けての冒険的な挑戦は、我々の目的はあくまで目前のレースに勝つことですから、特に強調して話せることはありません。
TDのために、自由度が大きく削がれている面はありますね。それでも余裕を持って使っているチームは、このレースで一発やってみようかとか、あるかもしれません。
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