投稿日: 2020.12.04 07:30
更新日: 2020.12.03 16:31
更新日: 2020.12.03 16:31
【F1第15戦無線レビュー(3)】単独走行中のペレス「何も無線が来ないけど、みんな寝ちゃった?」
Masahiro Owari
34周目に2番手のフェルスタッペンがピットインしたため、メルセデスは35周目にハミルトンをピットに呼び、先頭のままコースに復帰させる。そして、44周目にはこうアドバイスを送る。
メルセデス:フェルスタッペンに対して、ターン8と9のイニシャルブレーキングでタイムを失っている
上位陣が2回目のピットストップを行う中、ステイアウトしたのがピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)だった。そのガスリーを攻め立てたのが、マクラーレン勢だ。44周目にランド・ノリスがオーバーテイクして5番手に上がると、次はカルロス・サインツJr.がガスリーとの差を詰めていく。
マクラーレン:ガスリーと2.5秒差、やっつけろ
そのころ、3番手を走行していたセルジオ・ペレス(レーシングポイント)はほとんどバトルらしいバトルもせずに、単調なレースとなっていた。
ペレス:何も無線が来ないけど、みんな寝ちゃった?
レーシングポイント:ちゃんと見ているよ
51周目にサインツにオーバーテイクされたガスリーの背後に、リカルドが迫る。
ガスリー:トラクションがなくなってきた
アルファタウリ:あと5周だ。行けるか??
ガスリー:わからないけど、やってみる。だから、もっとパワーを与えてほしい
こうして、レースは最終盤に突入していく。そして、ここでも再び波乱が起きる。
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無線レビュー(4)へ続く
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