ベッテル&ストロールのペアは理想的。チーム代表「アストンマーティンの名に恥じない活動ができると確信」
2020年シーズンには、アストンマーティンF1の前身であるレーシングポイントのマシンがメルセデスの2019年型マシンのデザインと酷似していたことを受けて、ペナルティとしてコンストラクターズポイントを15ポイント剥奪された。しかし第16戦サクヒールGPでの優勝や複数回の表彰台フィニッシュを含むベストと言えるシーズンを送り、レーシングポイントはコンストラクターズ選手権を4位で終えた。
「関係する全員がこの成果を非常に誇りに思っているはずだ」とサフナウアーは語った。
「新しいチーム名と体制がある一方で、我々には厳しい時期を乗り越え、今日ある場所に我々を導いた力強いバックボーンがあることが示されている」
チームのF1におけるDNAは、1991年に初参戦したジョーダン・グランプリに根ざしている。ジョーダン・グランプリは2005年末に売却され、一時的にミッドランドF1レーシングとなったが、その後さらに売却が行われ、2007年にスパイカーF1チームとなった。
その後インド出身の実業家であるビジェイ・マリヤがチームを買収し、フォース・インディアを設立した。2018年には財政難から投資家集団に買収され、暫定的にレーシングポイントと名付けられたが、2021年よりアストンマーティンとなった。
「最初からアストンマーティンの名に恥じぬ活動ができると確信している。気が遠くなるように感じるかもしれないが、我々は30年間にわたってF1に参戦しており、その過程でしばしば不利な状況にありながらも優勝し、表彰台を獲得してきた」
「我々は能力以上の力を出せるという、正当な評価を得ている。かつてはグリッド上で最も効率的なチームとしての地位を確立することが課題だったが、今では効率性を維持しながらトップチームとしての地位を確立するという、素晴らしいチャンスがあるのだ」