投稿日: 2016.11.26 16:00
更新日: 2016.11.26 00:03
更新日: 2016.11.26 00:03
F1 Topic:元F1ドライバーたちの意見は全員一致、2016年のタイトル争いを制するのは……
Text : Masahiro Owari
イギリス・スカイスポーツの解説を務めるジョニー・ハーバートは次のように分析する。
「おそらくメルセデスAMGが1-2フィニッシュを飾るだろうと思う。問題はどちらが前かということだ。優勝すれば、自力でチャンピオンになれるニコにとってはルイスの前でレースしたいところだが、じつはルイス-ニコの1-2体制のほうが波乱のないレースになるだろう。というのも、前にいるルイスは何もできないし、後ろにいるニコは無理はしないからだ。逆ニコ-ルイスの1-2体制になると、ルイスは優勝を狙ってオーバーテイクを仕掛けてくるので、接触する可能性がある」
今年のオーストリアGPがまさにそうで、このとき接触してマシンにダメージを負ったロズベルグは4位でフィニッシュしている。ただし、木曜日の会見で2人はともに「フェアな戦いをする」と宣言している。
このほかイタリアRAIのテレビ解説を務めるイワン・カペリは「ニコにメカニカルトラブルが起きない限り、ニコがチャンピオン」と予想。また、イギリス・BBCスポーツの解説者であるアラン・マクニッシュも「どちらが優勝するにせよ、メルセデスAMGが1-2フィニッシュを飾り、ニコがタイトルを獲得するだろう」と語っている。
なんとヤス・マリーナ・サーキットのパドックにいる元F1ドライバーの全員が、ロズベルグの初戴冠を予想。穏やかなムードが漂っている。もしかすると、もっとも緊張しているのは、絶対にメカニカルトラブルを起こしたくないメルセデスAMG陣営なのかもしれない。
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