更新日: 2021.09.14 17:48
「僕自身のチャンスはこれからつかむ」リカルドに仕掛けずチームプレイに徹したノリス/F1第14戦
レース中盤、前を走るリカルドのスピードが上がらず、ノリスは後方のルクレールやセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)に飲み込まれてしまう危険を感じた。
そのため、ノリスはマクラーレンのピットウォールにリカルドへのペースアップ指示を出すよう求めた。無線の雑音から聞こえるその声からは、「そうでなければ自分に先行させてほしい」という含みも感じられた。
レース後、『Sky Sports F1』に対しノリスは「正直に話すよ」と語り、以下のように続けた。
「トライできたと思う。チームに彼らがどうしたいのかを聞いた」
「僕にはトライできるだけのペースがあったと思う。もちろん、ダニエルを捉えられたかどうか断言はできないけれど、少なくともトライできる状態だった」
「もちろん、やってみたかったよ。だけど、僕はこのチームと長いこと一緒にやっている。チームの将来を考えれば、今回は最高の結果を得られたと思っている」
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「チームに対して、僕にどうしてほしいのかを聞いたんだ。『行ってもいいか、それとも行くべきではないか?』とね。ほかのふたり(フェルスタッペンとハミルトン)のように途中でレースを終えていたかもしれないのだから、とにかく今はうれしいよ」
「トライしたい気持ちはあったけれど、それと同じくらい強く、2位に入れたことをうれしく思っている。僕はチームプレイヤーで、このチームが大好きだからね。僕は彼らが大好きだ。ある意味で、僕は彼らとともに成長した」
「今回は僕にとって最良の結果だよ。僕自身のチャンスはこれからつかむ。だから今日はすべてがよかったと思っている」
「みんなに大きな声でありがとうと言いたい。ファンのみんなに、そしてチームのみんなに。とにかくうれしい。僕が2位に入ったこと、そしてダニエルが1位になったことがね」
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