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投稿日: 2021.09.26 23:23
更新日: 2021.09.27 00:33

ハミルトンが史上初の通算100勝目、フェルスタッペンは追い上げて2位。ノリスは雨に泣き7位【決勝レポート/F1第15戦】


F1 | ハミルトンが史上初の通算100勝目、フェルスタッペンは追い上げて2位。ノリスは雨に泣き7位【決勝レポート/F1第15戦】

 12周目にストロールが先陣を切ってピットインしハードタイヤに交換。13周目にラッセルとラティフィ、角田もピットインし、14周目に2番手サインツもピットに飛び込んでストロールの直前でコースに戻り、ラッセルはストロールにアンダーカットされる。

 各車がピットインしたところで首位ノリスはステイアウトし、2番手リカルドが3番手ハミルトンを抑え、フェルスタッペンは6番手まで浮上して1周1秒速いペースで上位グループを追いかけていく。

 ラバーが乗り路面が改善していくにしたがってタイヤの状態は改善し、各車ともペースを維持して走行を続けていく。3番手ハミルトンを抑える2番手リカルドの後方は6番手フェルスタッペンまでトレイン状態となる。

 リカルドに対してアンダーカットを仕掛けようと訴えるハミルトンに対し、リカルドは22周目に先にピットイン。しかし作業が完了してもシグナルが変わらず大幅にタイムロス。これを見たハミルトンは1秒ペースアップしてステイアウトに切り替えた。首位ノリスとの12秒のギャップをじわじわと縮めていく。フロントタイヤのデグラデーションに苦しみ始めたフェルスタッペンはこのペースに着いていけず、前のアロンソのDRS圏外へと下がってしまった。

ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2021年F1第15戦ロシアGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

 26周目にハミルトンがピットインしてハードに交換すると、フェルスタッペンもこれに続いてピットインしミディアムに履き替える。ハミルトンはリカルドの前に留まりオーバーカット。フェルスタッペンはラッセルの後方に戻る。

 首位ノリスは28周目にピットインしてハードに交換し、サインツの7秒前で復帰。ボッタスもピットインしてミディアムに交換し、ベッテルの後方16番手に下がる。

 サインツはハードタイヤのままステイアウトするガスリーに引っかかり、ハミルトンは30周目のターン2でサインツをパス。さらにターン13でガスリーを抜いて実質2番手に浮上。フェルスタッペンは28周目のメインストレートでラッセルをパスしてリカルドに迫るが、リカルドはガスリーを先頭とするトレインのなかにいるため追い抜きは難しい。32周目のメインストレートでストロールを抜くが、タイヤもいたわらなければならないフェルスタッペンはリカルドに対して決定機を作れない。

ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)&カルロス・サインツ(フェラーリ)
2021年F1第15戦ロシアGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)&カルロス・サインツ(フェラーリ)

 ガスリーは33周目にピットインしてサインツはようやくフリーエアになるが、この間にハミルトンとのギャップは13秒まで広がってしまう。サインツを先頭とするトレインのなかでフェルスタッペンは依然としてリカルドを捕まえられない。

 同じくハードタイヤのまま第1スティントを引っ張る首位ペレス、2番手アロンソ、3番手ルクレールの後方に実質首位ノリスが追い着き、ハミルトンはファステストラップを記録しギャップを4秒まで縮めてくる。


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