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投稿日: 2021.10.10 23:07
更新日: 2021.10.11 13:23

ボッタスが今季初優勝。レッドブル・ホンダはW表彰台、フェルスタッペンが再び選手権首位に【決勝レポート/F1第16戦】


F1 | ボッタスが今季初優勝。レッドブル・ホンダはW表彰台、フェルスタッペンが再び選手権首位に【決勝レポート/F1第16戦】

 路面の水量はなかなか減らず、各車ともインターミディエイトをいたわりながらの走行を続ける。フェルスタッペンはタイヤの摩耗を抑えつつ、徐々にボッタスと同等のタイムに上げていく。17周目にはフェルスタッペンがファステストラップを塗り替え、これに対して首位ボッタスも18周目には反応してギャップを再び広げる。

2021年F1第16戦トルコGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第16戦トルコGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 21周目に16番手のリカルドがピットインして新品のインターミディエイトに履き替えた。しかしグレイニングが発生しているのかペースは上がらない。その一方で角田はターン9でリヤがスナップしてコースオフしスピン。この間に13番手まで後退してしまう。

 トップ3台は2〜3秒のギャップで走行し、4番手ペレスは10秒後方にいてハミルトンがそこに追い着いてくる。この時点でトップとの差は21秒。しかしタイヤの磨耗はかなり進んでグリップは徐々に下がってくる。上位勢も同様にリヤのグリップまで低下してペースが落ち、我慢比べの状況となる。

 30周目には下位に沈んでいるアロンソがピットインし、1周目のミック・シューマッハー(ハース)との接触で受けた5秒加算ペナルティを消化して新たなインターミディエイトに交換した。

 ハミルトンは34周目にプッシュし一気にペレスとのギャップを縮めてターン12で仕掛けていき、ターン14の立ち上がりで一旦は前に出る。しかしペレスも譲らず、続く35周目のターン1でレイトブレーキングでインに飛び込んで4番手をキープした。

ルイス・ハミルトン(メルセデス)&セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第16戦トルコGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)&セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)

 34周目にはノリスがピットインしインターミディエイトに交換。ペレスがハミルトンを抑えている間に、フェルスタッペンも36周目にピットに飛び込んでペレスとハミルトンの前でコースに復帰する。これを見てボッタスも翌37周目にピットイン、ペレスもタイヤ交換を行う。ベッテルはミディアムに履き替えるギャンブルに出るが、タイヤを作動させることができず大きく後退する。

 ステイアウトする首位ルクレールはターン12で縁石に乗ってロックアップしコースオフ。2番手ボッタスがここに追い着き、3番手フェルスタッペン、そしてステイアウトするハミルトンが4番手、5番手ガスリーは39周目にピットインして1周目ターン1でのアロンソとの接触で受けた5秒加算ペナルティを消化して6番手に後退し、5番手ペレス、7番手ノリス、8番手にステイアウトのエステバン・オコン(アルピーヌ)、9番手サインツ、10番手キミ・ライコネン(アルピーヌ)となる。角田はピットインしてライコネンの後方14番手となった。

シャルル・ルクレール(フェラーリ)&バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2021年F1第16戦トルコGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)&バルテリ・ボッタス(メルセデス)


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