更新日: 2021.12.06 22:21
F1第21戦サウジアラビアGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)
■スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ
カルロス・サインツ 決勝=8位
ドライブしていて楽しいレースだった。実際、15番手からスタートして8位でフィニッシュしたのだから、それほど落胆しなくてもいいと思う。いいスタートが決まり、最初から攻めていくことができたので、ハードタイヤでもすぐにいくつか順位を上げられた。あのタイヤは本当にいい仕事をしてくれたよ。残念なことに、最初のセーフティカーと赤旗は、僕にとってはタイミングが早すぎた。それで残りの36周を走り通さなければならないと分かっていながら、ミディアムを履いてリスタートに臨むしか選択肢がなかったからだ。
第2スティントの最初はとてもペースが良かったので、7位まで挽回して前方の(ピエール)ガスリーにも追いつきつつあった。ところが、スティント終盤にはタイヤが完全に終わってしまい、最後の数周はハードコンパウンドを履いていたシャルル(ルクレール)に対して手も足も出なかった。
昨日の予選(でクラッシュしたこと)が残念だ。あれがなければ、もっと上位でフィニッシュできたに違いないからだ。でも、今回もポイントを獲ることができてハッピーだよ。アブダビを楽しみにしている。いい感じでシーズンを終えたいね!
■スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ
シャルル・ルクレール 決勝=7位
金曜のクラッシュからここまでリカバーできて良かった。そして、もっと上位に入るポテンシャルはあっただけに、7位フィニッシュに終わったのは残念でもある。
レース序盤はとても好調で、ペースも速かった。スタート直後にセーフティカーが出動した時には「こっちに運が向いてきたぞ。ここでピットストップをすれば有利だ」と考えてピットに入った。ところが、3周後に赤旗が出て、ポジションを3つ失うことになった。
リスタートでは、あまりリスクを冒さないようにしていたが、チェコ(セルジオ・ペレス)との接触が起きて、さらにいくつかポジションを落とした。僕のレースを何よりも大きく損なうことになったのは、そこで作ったフラットスポットだ。そのおかげで次のリスタートの後、ハードタイヤを機能させるのがひどく難しくなり、何度もフロントをロックアップさせる原因になった。終盤にはペースが戻ってきたものの、本当はもっといい成績が望めたのに様々なファクターが働いてそれが果たせないという、よくあるレースのひとつになった。