更新日: 2022.03.27 05:20
波乱の予選を制したレッドブルのペレス。僅差でフェラーリ勢を下し215戦目で初ポール獲得【予選レポート/F1第2戦】
Q2は20時33分に開始。各車ともQ1で使用した中古タイヤを履いてコースインし、ラッセルはミディアムで走行するが、レッドブル勢とアルピーヌ勢は新品ソフトを投入する。
まずトップに立ったのは中古ソフトのルクレールで1分28秒883。新品ソフトのペレスが0.041秒差で2番手、フェルスタッペンも0.062秒差で3番手、4番手サインツ、5番手フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、6番手ラッセルという上位勢となる。
アルファロメオ勢が遅れてアタックに入り、クリーンなトラックで6番手にボッタスが入る。
残り5分で各車が2回目のアタックに入るが、ミック・シューマッハー(ハース)がターン11の縁石に乗って挙動を乱し、ターン12イン側のコンクリートウォールに激しくクラッシュ。マシンは反対側のウォールまではじき返され、これでセッションは残り4分58秒で赤旗中団となった。シューマッハーは意識がありメディカルセンターを経て精密検査のため病院へメディカルヘリで搬送され、シューマッハー車はICEからギヤボックスとリヤエンドが脱落するほどの大きな損傷を負ってしまった。
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コンクリートウォールが動いてしまっているほどの衝撃で、オイル処理後の清掃も含めてコース修復に時間を要することになった。
57分間のセッション中断を挟んでQ2は残り4分58秒で21時40分に再開。ターン12の出口アウト側にはまだオイル処理の跡が残る。
気温は23度、路面温度は24度とコンディションはそれほど変わらず。Q3進出を争うエステバン・オコン(アルピーヌ)、アルファロメオ勢は新品ソフトでアタックに向かい、フェラーリ勢は中古ソフトでコースインしアウトラップのタイヤ準備確認も含めQ3への予行演習を行う。フェルスタッペンを始め他のドライバーもこれに続く。
中団の各車がタイムを伸ばしていくなかで、サインツが1分29秒686までタイムを短縮し、ルクレールは0.094秒差の2番手。レッドブル勢が3番手・4番手で5番手にはアロンソ。ラッセルはミディアムタイヤで中断前に記録したタイムで10番手に入り0.033秒差で辛くもQ3進出。11番手ランド・ノリス(マクラーレン)、12番手ダニエル・リカルド(マクラーレン)、13番手周、14番手シューマッハー、15番手ストロールがQ2敗退となった。
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