更新日: 2022.04.09 17:06
ルクレールが驚速タイムで今季2度目のポール獲得。2、3番手のレッドブル勢を引き離す【予選レポート/F1第3戦】
Q1終了直後にアルボンがコース上に止まったこともあって、Q2は19分遅れの16時44分に始まった。フェラーリの2台は前戦サウジアラビアGP同様、中古のソフトタイヤを履いている。1セット目のアタックは、ペレスが1分18秒340でトップ。2番手にフェルスタッペン、3番手にはアロンソが入った。4番手ルクレール、5番手ノリス、6番手ラッセル。角田は途中でアタックを中断して14番手。ガスリーは10番手だ。
フェラーリはニュータイヤに履き替え、サインツ2番手、ルクレール3番手につけた。このセッション、トップはペレス。4番手フェルスタッペン。メルセデスはラッセル7番手、ハミルトン8番手で、かろうじてQ3に進んだ。アルファタウリはガスリー11番手、角田13番手で、2台ともQ2落ちを喫した。12番手に終わったボッタスは、自身のQ3連続進出記録が“103”でついに途絶えた。
Q3最初のアタックでは、まずフェルスタッペンが最速タイムをマーク。しかし最終区間ターン13でタイムロスを喫し、直後にペレスが1000分の1秒差で首位を奪った。
セクター2で最速タイムを出していたアロンソが、ターン11でクラッシュ。「油圧が落ちて、ダウンシフトができなかった」と無線で報告していた。幸いケガはないようだが、セッションは赤旗中断となった。直前にアタックを終えていたルクレールが、ペレスを0.159秒しのいで暫定ポールだ。
17時25分にQ3が再開。すでに日は沈みかけ、夕日が眩しいためドライバーたちはバイザーを取り換えている。残り6分58秒。最後のアタックでペレスは自己ベストを更新したが、ルクレールに1000分の1秒及ばない。
その後フェルスタッペンがトップタイムを出すが、直後にルクレールが唯一1分18秒を切る1分17秒868を叩き出し、今季2度目のポールポジションを奪い取った。0.286秒差でフェルスタッペン、3番手にペレス、4番手ノリス。5番手ハミルトン、6番手ラッセル、7番手ダニエル・リカルド(マクラーレン)、8番手エステバン・(アルピーヌ)、自己ベストを更新できなかったサインツは9番手。事故でノータイムのアロンソが10番手だった。