いつもはグランプリが開催される国々の話題をお伝えしているが、今回は2022年の最終戦アブダビGPということで、さまざまな「お別れ」の様子をレポートしようと思う。
まずは、今シーズン限りでF1から引退したセバスチャン・ベッテルだ。この写真はサーキット・ウォークと言って、ドライバーがエンジニアらスタッフとともにグランプリ開幕前日の木曜日に歩いてコースを1周する開始時に撮ったものだ。サーキット・ウォークは決まりでもなんでもなく、ドライバーの中にはやらない人もいる。特にもう何年もF1を走っているベテランはコースを熟知しているので、やらない人が多い(たとえば、ルイス・ハミルトン)。