【ル・マン現地ルポ2回目】トヨタの雰囲気よし。日本人“三銃士”も笑顔
一方こちらも激戦が予想されるLMP2クラス。P2クラス唯一のアメリカからの刺客、43号車ライリーMK30がル・マンに初登場です。
ヨーロッパのマニュファクチャラーからの注目度も高く、LMP2のリジェを制作しているオンロークの方もかぶりつきです。
土曜には恒例の全車集合写真が行われましたが、車両を並べている途中にはル・マンを主催するACOフランス西部自動車クラブのフィヨン会長のフォトセッションが。
我々がいるカメラマン台から「Let’s dancing fillon!(フィロン、踊って!)」という声が飛びます。
こちらはトヨタの日本人三銃士。メディアセッションでリラックスした表情です。
金曜日に9号車の皆様はコースチェックへ。歌を歌いながらのホセ-マリア・ロペスさん。ハイテンションで楽しそうです。
表彰台にはイギリスでのテロを追悼する半旗が掲げられています。
さぁいよいよ走行です。トヨタチームの雰囲気、なかなかいいです。日本人スタッフのある者の表情は自信に満ち、またある者はこちらが成長を感じ取れるほど表情の変化を見せています。
メカニックの動きも非常に良く、セッションのインターバルが1時間しかなかったにも関わらず、2回目のセッション開始5分でマシンをコースに送り出しのは見事でした。
テストデーも終わりました。フランス、ル・マンの空は青く晴れ渡り素晴らしい風景が眼下に広がります。
素晴らしい風景のル・マンですがユノディエールのコースサイドにはブラジャーが落ちていたりします。ブラジャーの横をル・マンカーが駆け抜ける姿はなかなかシュールです。
怒濤のル・マン テストデーが終わりまして下宿先に帰り、台所の木ヘラがだんだんLMP2のリジェに見えてきた今日この頃。
その下宿先には昨年、一貴さんが書いたコース図が残っています。ここから時間は止まったまま。
果たして6月18日午後3時にトップチェッカーを受けるのは誰なんでしょうか?(決勝までまだ10日もある)
皆さん、今からでも遅くありませんよ。決勝だけでもいいから観戦しに来ませんか? きっと歴史的なルマ・ンになると思いますよ。
(Shimpei Suzuki)