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2017.04.04

テストを満喫するファンに、カメラマンもたじたじ?【WECプロローグ現地情報 番外編】


モタスポブログ | テストを満喫するファンに、カメラマンもたじたじ?【WECプロローグ現地情報 番外編】

 では撮影を開始しましょう。金曜日のトヨタの発表会に先立ってauto sportで7号車トヨタの3人による対談です。これがまた面白いのなんのって。

テストを満喫するファンに、カメラマンもたじたじ?【WECプロローグ現地情報 番外編】

 笑いっぱなしの15分間でしたが、そのなかから1コマを。なぜみんなが手を挙げているかはauto sport No.1454号をお楽しみに。

 ちなみにこの撮影9時から行われたのですが、私がサーキット入りするとイタリア人のファンが私にむかって‘KAZUKI? KAZUKI?’と聞いてきます。一瞬ふざけてサインしようかとも思いましたが、中嶋一貴さんの名誉のためにも止めておきました。

 来年同じことがあったら迷うことなく“広東風炒飯”と書いて差し上げたいと思います。

テストを満喫するファンに、カメラマンもたじたじ?【WECプロローグ現地情報 番外編】

 こちらはトヨタが2017シーズンに投入するTS050ハイブリッド。1992年SWCスポーツカー世界選手権第1戦モンツァでTS010が小河等/ジェフ・リースの手によって勝利を収めてから25年を経て、トヨタのプロトタイプレーシングカーがモンツァに帰ってきました。

 もちろん、その当時のことはまったく知りませんが、25年という月日を思うと、なんとも言えない気持ちになります。

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 発表会では9人のドライバーによる歩きシーンの撮影も行われました。もう私の頭のなかでは“あのテーマ”が流れっぱなしです。事前に広報からこのシーンの説明を受けていましたが、

広報:「9人で歩くシーンをやるから(英語)」

私:「ああGメンね(日本語)」

広報:「なに?(英語)」

 なんてやり取りがありました。

 この写真だとアンソニーさんが丹波哲郎さんになりますな。チャーラーチャー、チャラララー、チャラチャッ~~♪。

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 午後からはポルシェの発表会です。WECに“マコちゃん”ことフレデリック・マコウィッキさんがポルシェ911 LM-GTE とともに帰ってきました。

 山本尚貴さんの結婚話になったら、「ナオキにお祝いの品を送ったんだけど、住所が違ったみたいで戻ってきちゃって悲しい」と言っていました。

 山本尚貴さん! もしこのブログを読んでいたら、マコちゃんに連絡してあげてください。

テストを満喫するファンに、カメラマンもたじたじ?【WECプロローグ現地情報 番外編】

 さぁいよいよテスト開始です。最終コーナー(パラボリカ)イン側のカメラマンスタンドに向かいます。が、あろうことか、撮影場所はお客さんでいっぱい。

 ルマン帽子をかぶった少年にも、いい思い出になったことでしょう。本来はカメラマン専用スタンドなんですけどね。

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 一方、こちらは午後のアスカリシケインです。コースサイドでお客さんが座り込んでいます。まぁよく晴れて気温も高かったからしょうがないですかね。もちろん本来お客さんはここに来てはいけません。良い子はマネしないでください。

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 最後はカメラマン用のシャトルの運ちゃんがサービスしてくれたバンク走行ツアーのシーンでお別れです。いいスピードでバンクを駆け抜け、裏ストレートへ。

 もう車内のカメラマン達は興奮度マックスです。そして最終コーナーへ向かうバンクの手前でツアーは終了。「お望みならこのまま最終コーナーまで行っちゃうぜ」なんて言っていました。

 ホテルの設備を壊したり細かなトラブルはありましたが(ダリオさんごめんなさい)、なんとか無事に終わったWEC合同テスト。トヨタとポルシェの戦いも接近しているようですし、今年もル・マンで素晴らしい戦いが期待できそうです。

 それでは皆さん、またル・マンでお会いしましょう。

(Simpei Suzuki)


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