アロンソのサインボードでは女性メカニックが活躍中@F1カナダGP現地情報 1回目
F1カナダGPはインディ500帰りのフェルナンド・アロンソがさっそく注目の的に。現地の様子をムッシュ柴田氏がお届けしていきます。
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このところいろんな意味で、マクラーレンドライバーが注目を浴びることが多いですね。2週間前のモナコでは代役出場のジェンソン・バトン、そして今回のカナダGPではインディ500からF1に戻ってきたばかりのフェルナンド・アロンソでした。
当然ながら木曜日の定例会見にも呼ばれ、熱弁を振るいました。インディの話よりは、「僕は勝ちたいんだ」と、戦闘力向上に苦労するホンダに対する苛立ちコメントが主でしたけど。
その間、隣に座ったハミルトンはうつろな目つきで、明らかにアロンソの話はまともに聴いてない感じです。一方のアロンソも、ハミルトンとはいっさい目を合わさず。「初出場のフェルナンドが予選5番手になれるぐらいだから、しょせんインディなんて」と、カナダGP前に発言したハミルトンに、カチンと来てるのかもしれません。
絵柄が地味で恐縮ですが、もうひとつ会見ネタです。金曜日にF1新オーナー「リバティ・メディア」を率いるトップ3人衆が記者会見を開きました。
F1を今後どう改革して行くかというテーマ。総帥のチェイス・キャリーは、もうず~っと喋りっぱなし状態でしたが、具体的な提言はほとんどなし。アメリカ英語の訛りがすごいこともあって、僕なんぞは途中から聞き取る努力を放棄してしまいました。
あとでイギリスのF1サイトを見たら、2回ほどぼそっと質問に答えてたロス・ブラウンのコメントだけが掲載されてました。ひげオジサン、あんなに一生懸命話してたのに、かわいそうに(笑)。
退屈な会見をあとにして午後のフリー走行へとピットに向かうと、
マシンを押していたウイリアムズのメカニックが、右前輪に足を巻き込まれて倒れ込むところに遭遇。眠気がいっぺんに飛びました。
仲間に抱えられ、おそらくメディカルセンターに運ばれたと思いますが、ものすごく痛そうでした。大したことないといいんですが。