お弁当を楽しむアロンソ、緊張でカッチカチのバンドーン@バーレーン現地情報
ムッシュ柴田氏によるフロム・ザ・パドック。第2戦バーレーンから、なんと欠場となってしまったフェルナンド・アロンソ、急きょF1デビューが決まったストフェル・バンドーンの様子などを、お届けします。
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今年のバーレーンは何か、すごく変です。まあ風が強いのは例年のことなんですが、それにしても今年の強風っぷりは尋常ではなく
近所のホテルの巨大な看板が、ほとんど脱落寸前でした。
木曜日にはシャトルバスでサーキットへ向かう途中に、大雨が! バーレーンって一応、砂漠なんですけどね。にわか雨で、すぐに止んだんですが、昼以降も断続的に降ったり止んだり。
夕方コースを走りに行くと
路面はフルウエット状態でした。
しかもランニング中に、また大粒の雨が落ちてくるし。まさかバーレーンで雨の中を走ろうとは……。気温も急降下して、セーターとダウンを着込んで、ちょうどいいくらいでした。いつもならTシャツと短パンなんですけどね。
そんな異常気象の木曜日、メディカルセンターに入っていったアロンソの出待ちをする報道陣。このときも寒かった……。開幕戦のクラッシュを受けて、形式的な検診を受けているだけかと思いきや、1時間経っても出てこない。
結局、バーレーンGPは欠場となりました。
チーム力は上向きで、コンスタントに入賞できそうなレベルまできているだけに、レースできないことが本当に残念そうでした。
急きょ代役として招集されたバンドーンは、日本から夜行便を乗り継いで、金曜日の朝に到着。
シート調整にガレージへと向かう姿には、いつもの堂々とした感じがなかったですね〜。さすがに緊張していたのか。
即席の撮影会に出たときも、40人以上の報道陣に囲まれて、かちかちになってました。ヘルメットを渡す広報のシルビアが、息子の入学式に付き添うお母さんに見えてきましたよ。「ハンカチ持った? トイレ済ませた? 大丈夫?」
アロンソは笑顔を浮かべながら、昼過ぎにサーキットに到着。
すると、すぐに専属トレーナーが「ホンダ食堂」に走って行って
「Bento」を二人前、調達してました。今日のメニューは、すきやき味のコロッケ(!)と鶏の炊き込みご飯だそうです。アロンソ様の、お気に召したかな。