Shots!──熱田カメラマンのカナダ、決勝日。ハイタッチ……失敗?
ドライバーズパレードの前に、集合地点でのリオ・ハリアント選手。予選では、目の前で壁に当ててしまいました。メルセデスのパワーユニットを搭載したマシンだからといって、やっぱり今年も最下位のチームであるマノー。チームメイトは注目のウェーレイン選手。ハリアント選手にとっては、かなり強敵です。インドネシアを代表して参戦しているわけですが、参戦費用の捻出に苦労しているとか……普通に走れば、いつも最下位となってしまっています。どう状況を打開していくんでしょうか。
マックス・フェルスタッペン選手とカルロス・サインツ選手を見つめるマーカス・エリクソン選手。小林可夢偉選手が鈴鹿で3位になったころのザウバーとは違って、パーツの開発などできないとか。チームの成績は下がる一方。そんなところにスポンサーがつくのは難しい……負のスパイラルにどっぷり入ってる感じ。
グリッドに向かう前のバトン選手。レースはトラブルでリタイアとなってしまいました。
グリッドガールのみなさんは、ワンピース。そりゃあ、寒いです。寒さでガタガタ震えている人もいましたから。今年のカナダは寒かった!
スタート。ベッテル選手が抜群のダッシュでトップに立ち、その後ろで、メルセデスの2台が接触して、アウト側のロズベルグ選手がコースオフして大きく順位を下げてしまいます。コースで写真を撮っている感じだと、淡々とレースが進行していっただけに見えました。上位でのバトルが皆無だったように思います。天気も曇っているだけだったし……
序盤のマクラーレン。結局、レーススピードが足りませんでした。
アロンソ選手。パレードに出発する前に、神頼み!
では、ありません。寒いので、手をスリスリしていただけです。今回はポイント獲得ならず、11位でした。
ボッタス選手が3位表彰台獲得! メカニックさんがうれしそう! こうでなくっちゃね!
ハミルトン選手、余裕な感じで優勝です!
このハイタッチ、たぶん、タッチレスだと思う……残念! 無線のコードがつながっているせいもあるけれど、腰が引けすぎなのが気になりますね(笑)
このポーズ、ボクシングだったんですね。リリースを読んでわかりました。モハメド・アリさんに捧げる勝利。
カナダが終わって、次はアゼルバイジャン。連戦であります。月曜の早朝にシカゴに飛んで、成田に火曜の14時頃に到着。羽田に移動して水曜になったばかりの深夜便でバクーに向かい、現地夕方6時に到着予定です。移動を考えただけでも、しんどいわけです。はあ〜〜〜。いったい誰が、こんなスケジュール組んだんだ!!! マッタク。
無事に水曜の夜、バクーのホテルで寝れますよーに!
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熱田護(あつた・まもる)1963年生まれ。三重県鈴鹿市出身。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。2輪世界GPを転戦し、1991年よりフリーランスとしてF1をはじめとするモータースポーツや市販車の撮影を行う。2016年もF1全戦をカバーする予定。WEB:Mamoru Atsuta Photography