モタスポブログ

2016.07.24

Shots!──熱田カメラマンのハンガリー、木&金曜日。ホンダの人がキレるとき。


モタスポブログ | Shots!──熱田カメラマンのハンガリー、木&金曜日。ホンダの人がキレるとき。

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木曜日、GP2の松下選手のところに行ってきました。ちょうど、体重を計りに行くところだったので、しばらくガレージの前で待つことに。

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この前、僕もスーパーフォーミュラに行ってきたんですけれど、ポールポジションだったバンドーン選手もGP2パドックに来てました。

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体重測定から戻って、昨年のチームメート同士、しばし歓談。話題はスーパーフォーミュラーのことかな。

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僕が松下選手に聞きたかったのは、グッドウッドでセナ選手のマクラーレンF1に乗ったときのこと。

すごく乗りやすくて、思っていたよりも現代的な感じがした。振動はあるけれども中速から高速のトルクがすごい。パーツがないから絶対ぶつけるなって言われました。

とのことでした。うらやましいなあ……! 意外と、淡々と話してくれたところが、松下選手らしいといえばそうかな。

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FP1で走行した、エステバン・オコン選手。今年は、DTMとルノーのサードドライバー。

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そして、フェラーリの育成ドライバーで、GP3に参戦中のシャルル・ルクレール選手。ハースのグティエレス選手の代わりにFP1で走行しました。

まあ、フェラーリさまのご意向で、走らせてもらっているんでしょうけれど、逆にGP3でトップクラスを走れたら、F1も普通に乗れちゃうということですよね……。じゃあ、GP2の立場はどうなるんでしょうね???

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我らが、アロンソ選手。FP1で路面の状態が落ち着くまで、ピットで待機していたとき、バトン選手とかと談笑中。余裕が感じられました。

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僕は、リカルド選手に頑張ってほしいんですよね。最近どうもフェルスタッペン選手に注目が集まってますけれども、あの、ベッテル選手よりも速かったということや、その後のレースを見ていて、とってもスピードを持った選手だと思うんです。

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5コーナー、中速のコーナーです。今年の路面改修でゼブラの外が土だったのが、舗装されてました。

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だから、こんな感じでコーナー立ち上がりで膨らんでも大丈夫。ということは、コースも変更になっているのと一緒です。こんな感じのコース改修が最近多くなってますけれど、コーナーを曲がるのを失敗しても少しのロスで復帰できるというのは、いいことなんですかね?

世界一運転が上手なドライバーが集まっているF1。コースのギリギリのところをついて、コンマ1秒を削って走ることができるのがF1ドライバーであって、そういうのを見にくるお客さんに披露することで、うわ〜すごい、カッコイイ、素敵! って思うんじゃないんですかね。

アロンソ選手も言ってますけれど、運転が楽になって、失敗してもすぐ元に戻れるようなコースを走って、ボ〜〜〜っと静かなF1に感動してくださいって言ってもね……そりゃあ、いまでも面白いレースは今年もありました、でも、根本的には違うような気がします。僕、個人的にはね……。

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上のコーナーの写真です。

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ピットウォークで、たくさんのお客さんがF1ドライバーが出てきてサインをしてくれるのを待っているところで、コースへランニングに出るロズベルグ選手。まあ、いいけどね……。今回は、批判的な文章が多くなってしまって、すみません……。

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早朝、雨が降って、どんどん晴れてきて、綺麗な空でした!

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ハンガリーGPでお約束の丸い塔バックで。

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「よしっ、長谷川さんに聞いてみよう!」第6回です。お名前は、敬称略で。

 

長谷川さんは、ご自身には厳しくも周囲には優しそうなイメージがあるのですが、現場で叱咤されることはありますか。(神奈川県・A.H)

「あ〜、それはしますよ! 叱咤というか、これはこうしなきゃいけない、こうすべきだということは言います。当然、それが仕事ですから」

 

──そうですか。ミスがあったとき、とかですよね?

 

「いや、ミスはあまり叱らないです。ミスを叱ってもしようがないですから……思い違いとか、本人が気づいていないときは指摘しますよ。それは、あなたが間違っているということを言います」

「昔は結構キレてましたけれど、最近はキレませんね。今年はキレてはないです(笑)」

 

──でも、あまりキレるというイメージはないですけど……

 

「いやいや、ホンダの人は、みんなキレますから(笑)」

 

──いままでで一番キレたことは何ですか?

 

「いや〜、それはレースで考えが甘くて、ここを気をつけてねと指摘していたのに、そのまま問題が出てしまったときは……そのときはキレましたね」

 

ひとつのチームに実に大勢の方々が関わっていらっしゃると思うのですが、たとえばレース中など「チームが一体となる瞬間」を感じたことはありますか。もしあれば、どのようなときでしたか。(神奈川県・A.H)

「レースがいい成績で終わったときは、みんなでお互い喜びあいますから、そのときは一体感を感じましたね! ロシアで2台入賞したときは、すごくうれしかったですね」

 

7月はグランプリが4回あり、なかなか見るほうも大変ですが、長谷川さんがF1に復帰して感じる、F1の世界の面白さ、大変さは、どのようなことでしょうか。(茨城県・横井幸公)

「面白さは、やっぱり、やったことがすぐに結果に出ることですね。頑張っていいものを投入できれば、それが結果につながる。しかも、すぐに。逆に自分がやってなかったこと、できなかったことも、すぐに見えてしまうということですね。ものすごくシビアな世界ですね」

 

──大変さというのは?

 

「少し矛盾するんですが、自分たちがやっていても、ライバルたちが、その上を行ってしまっていることがある、または得意でないサーキットであるとか、どうしても超えられない壁が、しばしば出てくるというのは、すごく厳しいですね……やっぱり。だから、結果が出るという意味でも、出ないという意味でも、すごく厳しい世界です」

 

──じゃあ、たまたま……ということが、ありえないということですか?

 

「よく言うんですけど、勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議な負けなしって言いますよね。勝つときというのは偶然の要素も多々あるんですね、それはそれで喜んでいいと思うんです。でも負けるときというのは、自分たちに理由があって、それが原因で負けるわけです。そういう意味でも、やってきたことが見えやすいですよね。だから、面白い!」

 

長谷川さんが歴代で一番好きなF1カーは何ですか。(奈良県・ペンネーム:サクセス)

「僕にとっては2004年のBARホンダのクルマですね。コンストラクターズ2位になったときですね。ラッキーストライクのカラーリングも好きでした」

 

長谷川さんが考える、MP4-31のベストショット(一番かっこよく見えると思う角度)を教えてください。(奈良県・ペンネーム:サクセス)

「真上かな! 写真でしか見たことありませんけど……」

 

リフト・アンド・コーストの量は、どのようにして決定されるのでしょうか?(大阪府・ペンネーム:チームLH)

「ドライバーに、ほとんどまかせています。ドライバーが感覚で試してみて、アクセルを戻す量を決めてもらっています」

 

ドイツでも、質問お待ちしてます!

 

 

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熱田護(あつた・まもる)1963年生まれ。三重県鈴鹿市出身。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。2輪世界GPを転戦し、1991年よりフリーランスとしてF1をはじめとするモータースポーツや市販車の撮影を行う。2016年もF1全戦をカバーする予定。WEB:Mamoru Atsuta Photography


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