Shots!──熱田カメラマンのオーストリア、日曜日。デレデレと無表情。
我らが、バトン選手。素晴らしいレースでした。マクラーレンだけを見れば、今日はアロンソ選手でなく、このバトン選手が光り輝く1日となりました。
スタートして、しばらくロズベルグ選手に続いて2位を走ってました! 後ろが迫っているにしろ、2位を走れたってことが素晴らしい。6位入賞でした。いやいや、素晴らしい!!!
レース終盤、サインツ選手につつかれているアロンソ選手。もうマシンの調子が厳しかったんでしょうね……まあ、こんなレースもあります。
素晴らしいドライバーのふたりめは、ウェーレイン選手。マノーに初ポイントをもたらしました! 10位入賞でした。
笑顔で、レース後テレビのインタビューに答えてました。今後ますます楽しみな選手です!
残念なレースをしてしまった、ロズベルグ選手。レース後にモニターで見ると、ハミルトン選手に当たっていく感じに見えましたけど……。
終始、厳しい表情でインタビューに応えてました……
コントロールタワーに呼び出されて向かうところです。裁定は10秒のペナルティと反則ポイント2点。ベルガーさんが心配そうに、つきそっていました。右のアイスクリーム食べているのは、ロズベルグ選手の付き人……。
ドライバーズパレードが終わって、グリッドガールがたくさんの通路をくる、ドライバーさんたちの表情が素晴らしいので……あの、ハミルトン選手もデレデレ。男ですから。
ヒュルケンさんも、デレデレ! 男ですからね。
グティさん……その子は、あなたを見ていませんけど……
見てないって……
でも、腕をつかむのか???
あれ、彼女の表情が変わっていくね……
手を握ったりして、目線あってるし……なんだよ!
あらま! ずるいな〜〜〜F1ドライバーってやつは!!
まあ、そういうもんだよね……。
でも、まったく、全然、表情変えなかった人もいるわけです!
2位と3位、フェルスタッペン選手とライコネン選手。接近戦でしたね。今回のレースは面白かった! 前回のアゼルバイジャンのようなレースが続くと厳しいもんね。
我らが小松さんのところのグロージャン選手が7位入賞でした。木曜に少し話ができたんですけれど、ここまでも普通にいけば入賞はできていたレースばかりだったということだったので、それを証明できたわけです。
勝ったのは、ハミルトン選手。次は母国グランプリ。このままいけるんでしょうか。楽しみです。久しぶりに、メルセデス同士のガチ勝負を見られて良かったです。ロズベルグ選手のラインは、ぶつけていくようにも見えましたけれど、まあ、勝負なわけでレースしているわけだから多少の接触はいいんじゃないかと思いますけどね……。
GP3の福住選手の第2レースは2番グリッドからのスタートでしたけれど、残念ながらピットイン、リタイアとなりました。今回は、うまくいきませんでしたね……。次、シルバーストーンで、松下選手と一緒に頑張ってもらいましょう!
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熱田護(あつた・まもる)1963年生まれ。三重県鈴鹿市出身。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。2輪世界GPを転戦し、1991年よりフリーランスとしてF1をはじめとするモータースポーツや市販車の撮影を行う。2016年もF1全戦をカバーする予定。WEB:Mamoru Atsuta Photography