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投稿日: 2024.05.22 18:15
更新日: 2024.05.22 13:57

フォード・マスタング躍進。チャズ・モスタート&キャメロン・ウォーターズが今季初勝利/RSC第4戦


海外レース他 | フォード・マスタング躍進。チャズ・モスタート&キャメロン・ウォーターズが今季初勝利/RSC第4戦

 明けた日曜レース2に向けた予選では、この日のプラクティスも最速で走り出したモスタートに対し、陣営内のウォーターズが逆襲。上位4台が0.08秒差という僅差の勝負を制し、今季3度目のポールポジションを手にした。

「トップ4台の間は非常に僅差だ。それもあって、今日はポールポジションを獲得でき大満足だ。昨日もクルマは速かったが、チャジー(チャズ・モスタートの愛称)に勝つには充分でなかった。でもティックフォードのクルーたちがわずかひと晩で魔法をかけ、僕のクルマのスピードを上乗せしてくれた。それがレースにも反映されることを願っている」とウォーターズ。

 しかし、そんな気合いも空回りしたか。オープニングラップでホールショットを奪ったまでは良かったものの、ターン7でオーバーシュートしたポールシッターはリードを失い、そこからは前日のウイナーがレースを支配する展開に。

 だがそのモスタートにも災難が降り掛かり、ルーティン作業のピットアウトでトーマス・ランドル(ティックフォード・レーシング/フォード・マスタング)に対するアンセーフ・リリースの裁定を受け5秒加算ペナルティを課されてしまう。

 勝利を確実にするべく背後のウォーターズと充分なギャップを築こうとしたレースリーダーだったが、チェッカー時のマージンは約2.5秒強と連勝には届かず。ペナルティの恩恵も得たウォーターズが待望のシーズン初勝利を収めた。

「今年は本当に最悪なスタートだった。今週末いくつかのトロフィーを獲得し、こうしてレースに勝つことができて最高だ」と、昨年11月のアデレード以来となる勝利を飾ったウォーターズ。

「1周目のターン7では何が起こったのか分からない。コース上に何かがあったのかどうかは定かじゃないが、そこからは全開だった。最後はクルマが軽くなって首位との差を縮めることができたし、明らかにマスタングは速かった。でも5秒ペナルティのチャジーには不運だったね」

 最後の3位表彰台には、同じくランドルとの3番手争いで接触したとして5秒ペナルティを言い渡されながら、ポジションを確保するのに充分なギャップを築くことに成功したブラウンが連続ポディウムを確保。僚友ブロック・フィーニー(レッドブル・アンポル・レーシング/シボレー・カマロZL1)に対し、チャンピオンシップのリードを136ポイントへと拡大している。

 続くRSC第5戦はシリーズ名物イベントのひとつでもある『ダーウィン・トリプル・クラウン』が、6月15~16日にヒドゥンバレー・レースウェイで争われる。

レース2に向けた日曜予選はキャメロン・ウォーターズ(ティックフォード・レーシング/フォード・マスタング)が上位4台による0.08秒差の争いを制す
レース2オープニングラップでホールショットを奪ったキャメロン・ウォーターズだが、直後にリードを失う事態に
首位に浮上したチャズ・モスタートはトーマス・ランドル(ティックフォード・レーシング/フォード・マスタング)に対するアンセーフ・リリースの裁定を受ける
6月のソノマでNASCARカップ戦デビューを控えるウォーターズにとっても、弾みをつける今季初勝利に


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