更新日: 2017.05.29 18:55
ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアシリーズ2017 第2戦ブリーラム レースレポート
スリルあふれるスーパートロフェオ・タイ戦初日ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットで開幕
【2017年5月20日、バンコク(タイ)】
昨年に引き続き、タイが誇るブリーラムのチャーン・インターナショナル・サーキットにシングルメイクシリーズが帰ってきました。2017年ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアシリーズの第2戦が本日開幕しました。
スーパートロフェオは世界各地で全4シリーズを開催し、選手たちにスリル溢れるレースの舞台を提供しています。
アジア大陸各地を代表するサーキットで開催されるアジアシリーズは、地元のみならずヨーロッパや中東のチームを惹きつけ、刺激的なレースへの参加を熱望するチームが後を絶ちません。
FIAおよびFIMよりトップグレード認定を受け、ランボルギーニ・スクアドラ・コルセの世界的な水準を満たすタイのブリーラム・インターナショナル・サーキットは、まさに理想的な舞台と言えるでしょう。
鮮やかなカラーリングの車両が勢揃いすると、ゲストや観衆らは息を呑みました。さらに、ランボルギーニ・ウラカン・スーパートロフェオがグリッドに着くと、会場は大いに盛り上がりました。
予選セッションが行われた午前から午後にかけて気温が上昇するなか、現地時間午後1時40分に第1レースがスタート。レース中盤に路面温度は最高の55度に達し、湿度は60%前半から50%半ばまで低下しました。
フォーメーション・ラップが終わると、いよいよレース本番。PROクラス参戦の#11ケイ・コッツォリーノ(クラッツィオ・レーシング)がグリッド先頭でスタートし、猛烈なペースで2番手のリック・ブリューカーズ(GDLレーシング)を2秒差で引き離します。
そのすぐ後方から猛追するのが、3番手に着けたオーストラリア人ドライバー、ベン・ゲルセコウスキー(ライパート)と4番手のアルトゥール・ヤノス(ラザルス・レーシング・チーム)。
後方を走るAMクラスでも激しい火花が散り、3周目でスティーブン・ホン(JRM)がドユン・ワン(X-ワン・レーシング)に順位を譲る一幕がありました。
一方、PRO-AMクラスのライバルたちより、はるか後方からのスタートとなったミコ・エスケリネン(ライパート)は1周目で順位を2つ下げるも奮起し、ホンとワンを追いかけます。
その後もワンはエスケリネンへのプレッシャーを緩めることなく、レース前半、両者は互いにぴたりとくっついたまま、共に6周目で地元AMドライバーのボビー・サッティラックをパスし、それぞれ8位と9位に順位を上げます。
闘いの前線では、9周目に入ったケイがブリューカーズとの間隔を8秒に広げて独走状態に。
12周目でピットレーンがオープンし、ドライバー交替を告げると、PRO-AMチームのFFFレーシングとライパートは早めのドライバー交替を選択。一方、X-ワン・レーシングも午前におこなわれた2回の予選セッションで好調だったアンドリュー・ハリャントに交替しました。