インディ第7戦:デトロイトでホンダ勢が表彰台独占。琢磨は悔やまれる作戦ミス
4位はジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)。1回目のピットが早目だったのはカストロネベスと同じだったが、2回目のピットにイエロー中に入った作戦が正解だったのと、ファステストラップを記録したほどのブラック・イヤ装着時のマシンの仕上がりの良さで表彰台まであと一歩までいった。
5位は予選4位だったアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)。6位はミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン)。ホンダ勢はトップ6に5人。デトロイトはシボレーのお膝元だが、アラバマのホンダ・グランプリで優勝を奪われたお返しといったところだ。
佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)は予選3位だったが、作戦が悪く8位でのゴールにとどまった。
序盤に早目のピットストップを行いながら、中盤には燃費セーブに心がけて2ストップで走り切ることとし、それを終盤になって方針転換してスピードアップ。結局ゴール前に燃料補給が必要となって上位フィニッシュを逃した。
「最初のピットが早かったですね。あのタイミングで呼ばれたのは自分でも不思議でした。レッドタイヤでペースがあがらなかったのは確かですが、すぐ後ろの順位のドライバーが背後に迫っていたわけでもないし、もっとピットタイミングはレイホールやディクソンたちと同じぐらいまで遅らせるべきでした。ヒンチクリフがブラックで速かったことが影響を与えたってことなんだと思います」と琢磨は悔しがっていた。
勝ったレイホールは、「勝つって本当に素晴らしい。最高の気分だ。今日はすべてが計画通りだった。昨日、”予選上位なら圧勝だ”、とコメントしたが、ライバル勢の反感を買ってしまったよ」
「しかし、僕は自信のあることしか言わない。自分たちの言葉通りのレースと実現できた。明日のレースも楽しみだね。今日と同じようなレースとして、同じ結果を手に入れたい」と語った。