更新日: 2017.06.07 13:01
TOYOTA GAZOO Racing 2017年NASCAR第13戦ドーバー レースレポート
モンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第13戦ドーバー
マーティン・トゥルーエクス・Jr.が2ステージ制覇も3位
“モンスター・マイル”ドーバーで3カテゴリーが開催。カップ・シリーズではトヨタ・カムリが予選トップ4を占める速さを見せ、ステージ1と2をマーティン・トゥルーエクス・Jr.が制したが、レースは惜しくも3位フィニッシュ。
エクスフィニティ・シリーズでは序盤のパンクで2周遅れとなりながら追い上げたダニエル・スアレツが3位。
トラック・シリーズでは3位のグラント・エンフィンジャーを先頭に4台のトヨタ・タンドラがトップ10フィニッシュを果たした。
Monster Energy NASCAR CUP SERIES
第13戦 AAA 400
開催日:6月4日
マーティン・トゥルーエクス・Jr.が2ステージ制覇も3位
ドライバーズランキング首位の座は堅守
6月4日(日)、米国東部デラウェア州ドーバーのドーバー・インターナショナル・スピードウェイでモンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第13戦『AAA 400』が開催された。
ドーバーはコンクリート舗装のハイバンク1マイルオーバルで「モンスター・マイル」の愛称を持つ難コース。トヨタ勢は昨年春の大会でマット・ケンゼス、秋の大会でマーティン・トゥルーエクス・Jr.が勝利を挙げている。
2日(金)に行われた予選では、カイル・ブッシュが今季初のポールポジションを獲得。
今季既に2勝を挙げ、ポイントリーダーと好調なトゥルーエクス・Jr.2番手、ルーキーのダニエル・スアレツが3番手、ケンゼスが4番手で続き、トヨタ・カムリ勢がトップ4を独占した。
4日(日)午後1時19分に1マイルオーバルを120周、120周、160周の3ステージ合計400周(400マイル:約640km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
序盤はポールポジションのカイル・ブッシュが首位を守ったが、最初のイエローコーションからの再スタートでトゥルーエクス・Jr.が首位浮上。
一方で、このコーション時にピットでタイヤを交換したカイル・ブッシュは、左リヤタイヤのホイールナットを完全に締める前に発進してしまい、タイヤが脱落するというアクシデント。
これでほぼ最後尾、38位までポジションを落としてしまった。
続く、46周目に発生したコーション時には、今度はハムリンのピットクルーがタイヤをエリヤ外に転がしてしまいペナルティ。しかし、この2台は猛烈な追い上げを開始した。
首位を逃げるトゥルーエクス・Jr.はそのままステージ1を制覇。ケンゼスが4位、エリック・ジョーンズが8位、カイル・ブッシュはトップ10圏内まで復帰し9位、スアレツが10位、ハムリンも11位までポジションを戻して見せた。
ステージ間のピット戦略で準位は入れ替わったが、ステージ2の再スタート後は、トヨタ勢6台がトップ10圏内を走行。カイル・ブッシュとトゥルーエクス・Jr.が首位の車両を追う展開となった。
210周目についにトゥルーエクス・Jr.が首位を奪還。トゥルーエクス・Jr.はステージ2も制し、今季8度目のステージ制覇となった。ケンゼスが3位、カイル・ブッシュが4位、エリック・ジョーンズが9位でステージボーナスポイントを獲得した。