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投稿日: 2017.06.09 16:29
更新日: 2017.06.09 16:30

あのタスマン復活!? オーストラリア発のシングルシーター『Super5000』概要発表


海外レース他 | あのタスマン復活!? オーストラリア発のシングルシーター『Super5000』概要発表

 VASC同様、シリーズの協賛を務めるウィルソン・セキュリティ社のCEO、ジョン・マクミランは「あらゆる側面において、このシリーズを紹介できることにとても興奮している」と語った。

「そのうちのひとつは、このパワフルでエキサイティングなオープンホイールカテゴリーを、オーストラリアのファンにお披露目できたことだ」とマクミラン。

「そしてもうひとつは、ヨーロッパやアメリカのシングルシーター・シリーズに向け、若い才能を送り出す信じられないほどパワフルで安価、かつ良質なパッケージになる可能性を秘めている点だ」

パワートレーンや制御系は、VASCですでに実績のあるコンポーネンツを多数採用
パワートレーンや制御系は、VASCですでに実績のあるコンポーネンツを多数採用

 VASCのCEOを務めるジェームス・ウォーバートンも「2018年のシリーズスタートは市場の反応に委ねられる」としながらも、確かな手応えを口にした。

「VASCとしては、この国のモータースポーツ推進を掲げた“ビジョン2025”の一環として、2015年3月からこのプロジェクトの権利を確保し推進してきた。現在では(VASCの下部カテゴリーとなる)ダンロップ・スーパー2の重要性が増し、2017年後半からはピックアップ・トラックのシリーズであるスーパー・ユートもスタートする」

「すでにスーパー5000のマシンは高い完成度を示しているし、あとは市場の反応次第で、すぐに日の目を見ることになるだろう」

 フィリップ・アイランドのトラックでマシンをドライブした元VASC王者のガース・タンダーは、オープンホイールのスピードとパワーは「衝撃的だった」とコメントした。

「最初の一言は“ワォ!!”だよ。とてつもなく速いレースカーで、スーパーカーと同じエンジンを積んで同等の馬力が出ているうえ、マシンはツーリングカーより劇的に軽いんだから、信じられないほどの加速をするんだ」

600馬力オーバーながら、安価なコストでの製作と運用が見込まれている
600馬力オーバーながら、安価なコストでの製作と運用が見込まれている

「ドライバビリティも素晴らしく、コーナー脱出でどれぐらいのトラクションがかけられるか、手に取るように分かる。クルマはすでに快適に感じられるし、安全性の面でもF1スタイルの頭部保護形状を備えているし、とても素晴らしいマシンだったよ」

「600馬力越えのシングルシーターをドライブして、笑顔にならない方がどうかしてる。このマシンに乗るために、長蛇の列ができるのは間違いないね」


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