更新日: 2017.12.18 18:03
2018年のヨーロピアンF3“ラストイヤー”は20台超の可能性。日本勢は佐藤万璃音のみ?
下記の2018シーズンヨーロピアンF3の予想エントリー表は、すでにチーム/ドライバーから発表された公式情報と、12月にイベリア半島で実施されたテストに参加したチーム/ドライバーの顔ぶれなどで作成したものだ。
見慣れた名前、首を傾げる名前、なるほどと納得する名前が存在すると思う。なお、残念ながら日本人ドライバーの名前は佐藤万璃音ひとりしかなさそうだ。
プレマパワーは周冠宇、ロベルト・シュワルツマン、マーカス・アームストロングと3人のフェラーリ育成ドライバーを抱える模様だ。ミック・シューマッハーは同チームで2年目、ラルフ・アロンは2015シーズン以来のプレマパワー復帰である。
モトパークはレッドブル育成ドライバーのダニエル・ティクトゥムをエースに据える。脇を固めるのは同チームで2年目の佐藤万璃音、いずれもルーキーのユーリ・ビップス、セバスチャン・フェルナンデス、ファビオ・シエレ、ジョナサン・アバディーンといった6台体制の大所帯となる。
2017シーズンにチャンピオン・ドライバーを輩出したカーリンは、フェルディナンド・ハプスブルクを軸に、VARからの移籍となるペドロ・ピケ、同チームで2年目のジェハン・ダルバラ、サッシャ・フェルナンデス、デブリン・デフランチェスコ、ニキータ・トライツキーを起用すると見られる。
ヨーロピアンF3からの撤退が予想されたハイテックGPもすでにエナム・アーメドの起用を発表しており、同じく先行きが不透明なVARもイベリア半島のテストには参加して複数のドライバーを走らせた。
このあとヨーロピアンF3のテストはロックアップ期間に入り、3月末に実施されるハンガリー・ハンガロリンクとオーストリア・レッドブルリンクの公式合同テストで2018シーズンはいよいよ幕を開ける。2018シーズンのヨーロピアンF3の“答え合わせ”を見るまで、あと3カ月は待つ必要がありそうだ。
2018 FIAヨーロピアンF3選手権 予想エントリー(2017年12月16日時点)
◎=発表済 ○=候補
■prema/プレマ(5台)
◎Marcus Armstrong/マーカス・アームストロング
◎Robert Shwartzman/ロベルト・シュワルツマン
○Guanyu Zhou/周冠宇
○Mick Schumacher/ミック・シューマッハー
○Ralf Aron/ラルフ・アーロン
■motopark/モトパーク(6台)
◎Daniel Ticktum/ダニエル・ティクトゥム
◎Fabio Schere/ファビオ・シエレ
○Marino Sato/佐藤万璃音
○Jüri Vips/ユーリ・ビップス
○Sebastián Fernández/セバスチャン・フェルナンデス
○Jonathan Aberdein/ジョナサン・アバディーン
■carlin/カーリン(5~6台)
◎Devlin DeFrancesco/デブリン・デフランチェスコ
○Ferdinand Habsburg/フェルディナンド・ハプスブルク
○Jehan Daruvala/ジェハン・ダルバラ
○Pedro Piquet/ペドロ・ピケ
○Sacha Fenestraz/サッシャ・フェルナンデス
○Nikita Troitskiy/ニキータ・トライツキー
■hitech/ハイテック(3~4台)
◎Enaam Ahmed/エナム・アーメド
○Alex Palou Montalbo/アレックス・パロウ・モンタルボ
○Ben Hingeley/ベン・ヒンジェリー
○Harrison Scott/ハリソン・スコット
■var/ファン・アメルスフールト・レーシング(3~4台)
○Keyvan Andres Soori/ケイバン・アンドレアス・スーリ
○Joey Mawson/ジョリー・モーソン
○Harrison Newey/ハリソン・ニューウェイ