STCC:ラリークロス王者クリストファーソンが契約延長、父のチームでフル参戦へ
一方、昨シーズンにSTCCルーキーとして戦い、クリストファーソンのチームメイトを務めたフレデリック・ブロムステッドは、2018年のSTCCには参戦しない意向を示した。
シーズン2勝8度の表彰台を獲得しドライバーズランキング4位の成績を収めるなど、2017年は印象的なSTCCルーキーイヤーを過ごした現在26歳のブロムステッドは、新たにドイツに渡り、2018年はアウディスポーツ・アプト・TTカップに参戦する。
「僕はふたたびヨーロッパで戦いたいという強いモチベーションが湧いた。故郷のスウェーデンで成功を収め、STCCでは本当に快適なシーズンを過ごしたからこそ、今はふたたび海外で厳しい戦いに身を投じたいと思っている」とブロムステッド。
また同様に、昨季開幕前は「クリストファーソン欠場ラウンドの代役」としての契約ながら、タイトル争いを展開する大活躍を演じたことで、KMSが3台目のマシンを投入してシーズン最終戦までのフル参戦を勝ち取った大ベテラン、フレデリック・エクブロムの去就も未発表のままとなっている。
その他の動きとして2017年に新規参戦を果たし、KMSや強豪WCRに続くチームズランキング3位につけたブリンク・モータースポーツが、今季も引き続きアウディRS3 LMSの2台体制でのエントリーを表明。
ドライバー兼代表を務めるトビアス・ブリンクと、9度のトップ10フィニッシュを記録したミッケ・オーソンのドライバーペアリングを継続する。
そのブリンクは昨季を振り返り「2017年は戦える武器さえ揃えば、STCCでトップレベルでの戦いが可能だと理解できた。シーズン後半はチームデベロップも進み、力強いステップを踏むことができた。我々自身のレベルが向上した2018年は、トップチームに一泡吹かせるチャンスだと確信している」と、新シーズンへの期待を語っている。
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