NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2018第4戦フェニックス レースレポート
NASCAR XFINITY SERIES
第4戦 DC Solar 200
開催日:3月10日
『砂漠の雨』で2度の赤旗中断。
カイル・ブッシュが3位、
クリストファー・ベルが3戦連続トップ4
3月10日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第4戦『DC Solar 200』がISMレースウェイで開催されました。
このコースのエクスフィニティ戦では、カイル・ブッシュが好成績を残しており、通算10勝(うちトヨタで9勝)を挙げています。カイル・ブッシュはカップ戦との掛け持ち出場で、シリーズ記録となる通算11勝目を目指しました。
10日(土)午後2時16分、軽い霧雨が落ちてくる中、1マイルオーバルを45周、45周、110周の3ステージ合計200周(200マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。
昨年トラック・シリーズのチャンピオンに輝き、今季よりエクスフィニティ・シリーズにフル参戦しているクリストファー・ベルとカイル・ブッシュが4,5番手スタートからポジションを上げて首位争いを展開。ステージ1はベルが2位、カイル・ブッシュが4位、ブランドン・ジョーンズが8位となりました。
ステージ1終了後、レースは降雨のために1時間半にわたる赤旗中断に。雨が止み、コースを乾燥させてレースが再開されたものの、ステージ2終盤にも再び降雨で赤旗が出されるという、砂漠に位置するコースでは珍しい展開に。ステージ2はスタート後2周で首位に立ったカイル・ブッシュが逃げ切り制覇しました。
ステージ3は、ステージ2終盤にピットインしていたベルとブランドン・ジョーンズが2位、3位へとポジションを上げて再スタート。ピットインにより14位までポジションを落としていたカイル・ブッシュも猛烈な追い上げを開始。20周ほどで上位争いに復帰しました。
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ステージ3はイエローコーションの出ないまま推移する中、ベルが首位争いを展開。しかし、合計2時間にわたる赤旗中断により、レース終盤はコースを照らすライトが点灯するほど遅い時間となったことで、気温低下などコンディションが変化。これにセッティング調整を合わせきれなかったベルは終盤ハンドリング不調に見舞われ、惜しくもペースダウン。
追い上げたカイル・ブッシュが3位、ベルは4位に入り3戦連続のトップ4フィニッシュ。ブランドン・ジョーンズが11位でチェッカーを受けました。
次戦第5戦は3月17日(土)、オートクラブ・スピードウェイで行われます。
ドライバー クリストファー・ベル
「車両のバランス的にも、60周から70周くらいは好調に走れるということは分かっていました。クルーチーフと相談してもっと長く走るべきでした。ピットストップタイミングがやや早かったことで順位を失ってしまいました」