更新日: 2018.07.03 16:29
ETRC:第3戦ニュル。大観衆を前に地元シュティフィ・ハルムが1-2で快勝
地元ドイツのチームであるシュワーベントラックスがトラックの聖地でワン・ツーを飾り、勝者ハルムは2016年以来となる母国ラウンド勝利を記録。同時に、昨季のMANからスイッチしたIVECOでの初勝利となった。
「チームにとって完璧なレースになったわ。スタートで前方の何台かが動きが鈍ったのを逃さず、前に出られたのが勝因だった」と笑顔で振り返ったハルム。
「前を行くゲルト(・コーバー)とは少し距離があったけど、とにかく懸命にプッシュを続けたの。だってミラーにはチャンピオン(のアダム・ラッコ)が迫ってきているのが見えたからね」
「私はゲルトにアタックすることは考えていなかったけれど、無線で彼の状態(フロントガラスの破損)を聞いてポジションを入れ替えたの。シュワーベントラックスへの移籍後初勝利を、こうしてワン・ツーで飾れて最高の気分よ」
明けた日曜開催のレース3、レース4は、前日の最終レースでトップ10入りを逃していた“フォータイムス・チャンピオン”のハーンがスーパーポールセッションから意地のスパート。
予選最速タイムからレース3を制して今季5勝目をマークし、選手権リードを42ポイントにまで拡大。続くレース4は、リバースグリッドの好条件を活かしたアンソニー・ヤニエック(ライオン・トラック・レーシング/MAN)が、ETRC初勝利を飾っている。
続く2018年シリーズ第4戦は、東欧スロバキアリンクが舞台。7月14~15日開催の同イベントは、急遽週末のスケジュールに組み込まれたTCR規定ツーリングカーの最高峰、WTCR世界ツーリングカー・カップとの併催戦が予定されている。