投稿日: 2018.08.03 14:42
更新日: 2018.11.22 12:13
更新日: 2018.11.22 12:13
電動ツーリングカーシリーズ・E TCR用『セアト・クプラe-Racer』が初テスト実施
autosport web
車両担当のエンジニアと電気工学技術者で構成された開発チームは、今回のシェイクダウンテストのデータを元に、次回9月に予定されているテストでラップタイムにフォーカスした走行を計画。初のE-TCRチャンピオンシップでの勝利を狙って今後も作業が続けられる。
クプラ・レーシングのディレクターを務めるハイメ・プーチは、『セアト・クプラe-Racer』のシェイクダウンテストを終え「我々はこれがモーターレーシングの未来であることを証明し、このE-TCRマシンが現在のガソリン仕様ツーリングカーと同等か、それ以上の競争力を持つことを示せると思う」と自信を見せた。
「我々のこうしたトラックテストの模様が、その他のマニュファクチャラーを刺激し勇気づけ、E-TCR選手権への参戦を奨励することになればと願っている」
また、ドライバーを担当したジェネも初EVマシンの感触を「うれしい驚きだった」と評した。
「とても印象的な加速を見せてくれて、さらにバッテリーセルが床下に敷き詰められていることにより、素晴らしい低重心化が図られていると感じられた。予想よりもはるかに優れたドライブフィールだったよ」と、初テストの結果に満足げなジェネ。
「我々が唯一にして最大の改善点だと考えているのはブレーキングだ。これはご想像の通り、バッテリーによる重量増加が大きく影響しており、これまでのマシンに比べて高い精度で止めるのがより難しくなっているんだ。それが次回のテストでどう改善されるかも楽しみだね」
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