更新日: 2018.09.04 17:56
アンドレ・クート、TCRチャイナに参戦。連戦連勝で完全復活をアピール
翌日の日曜に開催された耐久60分のレース3は、リバースグリッドの抽選により3番手発進となったマックプロ・レーシング・ホンダだが、スタートで2台のゴルフGTIを仕留めたクートがトップで1コーナーへと突入。
そのまま前日同様にリードを拡大していくが、5周を過ぎたところでトラック上には雨粒が落ち始め、7周を過ぎて本降りとなったところでクートはウエットタイヤへの交換を決断し、ウインドウが開く前にピットへと向かった。
その後、9周を終えて首位のズー・チェン・ユー(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR)は最終コーナーでコースオフしながらもメインストレートへと戻ると、ほぼ浸水状態のコントロールラインを通過。しかしハイドロプレーニングでコントロールを失ったズーのゴルフは、そのまま1コーナーのバリアに激しくクラッシュ。2番手サニー・ウォン(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR)はなんとか衝突を避けたものの、レースはそのまま赤旗中断に。
結局、悪天候のためレース再開はならず、30分にも満たない時間でサスペンデッド。ウォン組が勝利となり、クートは4位で週末最後のレースを終えることとなった。
今回は賞典外ながら、この週末だけでランキング2位に相当するポイントを稼ぎ出したクートは、自らのドライビング完全復活を確認すると同時に「我々、マックプロ・レーシングにとって最高の週末になった。みんなとのレースは本当に楽しかった」と、喜びを語った。
「今週末はすべてのことをやり遂げ、可能な限り最高の結果を得ることができた。マシンのフィーリングも素晴らしく、ドライブが楽しかったよ」
「レース3は雨のためにタイヤ交換を決めて、ピットに入ったところでレースが終わってしまったようなものだ。今後もさらにここで戦うための準備はすでにできているよ!」