更新日: 2019.03.01 15:42
BMW 3シリーズが英国ツーリングカーに復活。名門チームが計3台を投入へ
ディフェンディングチャンピオンとしての戦いと同時に、新型マシンの開発という重責も担って2019年シーズンに挑むことになったターキントンも「プレシーズンに限って言えば、これ以上の成功は望めない」と、3シリーズへのスイッチを歓迎する意向を示した。
「僕は2009年にこの3シリーズで初のBTCCタイトルを勝ち獲ったんだ。そしてTeam BMWのために新しい3シリーズで、新しい章を始めることができるなんて夢が叶ったような気分だよ」と語るターキントン。
「エンジニアリング部門にとっては非常に忙しいオフになっているけど、チーム全体のモチベーションには確実にプラスだ。新型3シリーズのエクステリアは最高で、レースカーはさらにその上を行くだろうね。この役割を担えて本当に光栄だよ」
一方、2018年限りでWSRを去ることが決まっていたロブ・コラードは、2019年シーズンに向け新たにパワー・マックス・レーシング(PMR)と契約。ボクスワール・ワークスに加入し、ジェイソン・プラトとともにアストラBTCCのステアリングを握ることが決まった。
「勝ちたいという欲望はこれまで以上に高まっているんだ」と語る50歳のコラードは、2018年のスネッタートン戦でマルチクラッシュに巻き込まれて脳震盪を経験し、シリーズ後半戦の参戦休止を余儀なくされ、そのまま2010年以来在籍したチームから放出される格好となっていた。
「ジェイソン(・プラト)のような強力で経験豊富なチームメイトと組めるのもうれしいね。こうした新興チームの成功を手助けするのは光栄だ」と、BTCC通算15勝を挙げているコラード。
「前輪駆動のマシンをドライブするのは2007年にGRアジアのセアト・レオンをドライブして以来だけど、インディペンデントで初タイトルを獲得したのはFFのアストラクーペだった。ひさびさにその前輪駆動の感触を味わえるのもうれしいよ」
また2017年にスバル・レヴォーグGTで初の王者に輝いたアシュリー・サットンも、引き続きチームBMRに残留してスバル陣営の一員としてタイトル奪還を目指すことを発表。
そしてシリーズに電撃参戦を表明した元F1ドライバーのマーク・ブランデルは、トレード・プライス・カーズ・レーシングのアウディS3セダンBTCCのメインスポンサーに、HP(ヒューレット・パッカード)を迎えることをアナウンスしている。