更新日: 2019.06.18 09:51
STC2000第4戦:王者覚醒、ルノー・フルーエンスGTが1-2-3で表彰台を占拠
その勢いは明けた日曜の決勝でも変わらず。昨季までの2595mレイアウトから4000mにまで延伸されたトラックでフロントロウ2台が順調なスタートを決めると、3番手のミラをかわしたカナピノがターン2で2番手を狙ったところを返り討ちにし、元王者のシボレーを9番手にまで撃退することに成功。
2周目には開幕で速さを見せながら最低重量違反で涙を飲んでいたシトロエンのマルセロ・チャロッキ(シトロエンC4ラウンジ)と、フィアットDTAレーシングのファビアン・シャナンツォーニ(フィアット・ティーポSTC2000)がクラッシュを喫するも、セーフティカーは出動せず。
そうした展開にも助けられ、逃げを打つ3台のルノーを尻目に後続ではサンテロのカローラにブレーキトラブルが襲い、ホンダ・レーシング・アルゼンティーナのホセ-マニュエル・ウルセラ(ホンダ・シビックSTC2000)は接触によりブラックフラッグが振られるなど、トップ10圏内ではアクシデントが多発。
残り10周の時点で首位アルドゥソと2番手ペーニャは0.5秒の間隔を維持し、3番手ミラが少し遅れて続く展開に。その後、ミラのペースがわずかに落ち4番手ロッシのトヨタに迫られるが、ラスト3周の攻防でもポジションチェンジには至らず。
25周のレースは王者アルドゥソが2019年シーズン初勝利をポール・トゥ・ウインで飾り、ペーニャ、ミラのルノー勢が表彰台を独占。トヨタのロッシが4位、シボレーのカナピノが5位まで挽回してのトップ5となった。
続くSTC2000のシリーズ第5戦は、ウルグアイに国境を接する同国東部パラナ州のエントレ・リオスが舞台に。6月29〜30日のイベントでチャンピオンシップが同地を訪れるのは2011年以来となり、STC2000のシリーズ名称でのレースは初の開催となる。