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投稿日: 2020.01.08 05:54
更新日: 2020.01.08 11:04

知っていますか?『EoT』『サクセス・ハンディキャップ』オフにおさらいしたいレース専門用語(1)/WEC、WRC、フォーミュラE編


海外レース他 | 知っていますか?『EoT』『サクセス・ハンディキャップ』オフにおさらいしたいレース専門用語(1)/WEC、WRC、フォーミュラE編

■WRC世界ラリー選手権

●WRC

 世界ラリー選手権(World Rally Championship)の略称。ラリー競技の最高峰であり、世界中の大陸を転戦して行われる。

 公道を舞台に争われ、舗装されている道(ターマック)や未舗装の道(グラベル)、さらには雪上など、開催国によって路面コンディションが変わることが特徴。

●アイテナリー

 ラリー競技におけるタイムスケジュールのこと。SS(スペシャルステージ)の名称や距離、スタート時間などが細かく記載されている。

●SS/スペシャルステージ

 ラリー競技において、一般道を封鎖してタイムアタックが行われる区間のこと。SSでは1台ずつが走行しタイムを計測する。WRCでは大会期間中に複数のSSが設定され、その合計タイムで総合順位が決まる。

●SSS/スーパースペシャルステージ

 スーパースペシャルステージの略称。通常のSSとは異なりスタジアムなどに設けられた特設の周回コースを舞台に、2台のラリーカーが同時に走行してタイムを競う。1台ずつが走行する通常のSSよりも、よりサーキットレースに近い感覚で観戦できるステージでもある。

●パワーステージ

 ステージの順位によって、ボーナスのドライバーズポイントを獲得できるステージのこと。多くの大会では競技最終日の最終SSに設定されるが、一部例外もある。

 総合順位に関係なくドライバーズポイントを獲得できるため、総合順位争いで後方に沈んだドライバーも加点を目指して全開走行することが多く、激しいアタック合戦が繰り広げられる。

●コドライバー

 ラリー競技において、ラリーカーの助手席に座り、ペースノートを読み上げてドライバーの道案内を担当する。走行状況や路面状況にあわせた適切な情報伝達が必要となるため、コドライバーにもドライバーと同等の運転スキルが求められる。

●レッキ

 レコノサンス(Reconnaissance:偵察)の略称で、ラリー競技ではSSの下見走行を指す。ドライバーとコドライバーは、このレッキで事前にコースを走り、本番で使用するペースノートを作成する。

 通常、レッキが行えるのは1SSにつき2回まで。ラリー本戦で使用するラリーカーを使用することはできず、大会によっては制限速度も定められる。

 そのため、各ドライバー/コドライバーは限られた時間のなかで、実戦の全開走行を想定したペースノートを作り上げる必要がある。

●リエゾン

 ラリー競技において、SSとSSの間を結ぶ区間のこと。ロードセクションとも呼ばれる。SSと違いタイムアタックは行われず、封鎖もされていない公道となるため、各ドライバーは一般車両と混じりながら走行する。制限速度など、ラリー開催国の交通法規を遵守しながら走行する必要がある。


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