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投稿日: 2020.01.31 14:02
更新日: 2020.02.13 13:49

FIA-F2:ルノー育成の周冠宇が継続、ルンガーはフル参戦。メーカー育成ドライバーの争いに注目


海外レース他 | FIA-F2:ルノー育成の周冠宇が継続、ルンガーはフル参戦。メーカー育成ドライバーの争いに注目

 また周冠宇と同じくルノー・スポール・アカデミーに所属するルンガーがARTグランプリからF2にフル参戦する。2017年にアカデミーに加入したルンガーは、2019年にARTグランプリからFIA-F3にデビュー。優勝が1回、表彰台とポールポジションが2回ずつという結果を残し、ランキング6位という結果を残した。

 2019年はF2最終戦アブダビにトライデントからスポット参戦も果たした。2020年のシリーズフル参戦を前に、ルンガーはチームの公式サイトでコメントを発表した。

「ARTとともにF2にステップアップをして、今年はチャレンジングな年になるだろう。チームに残ることができて嬉しいし、彼らを信じている」

「F2のレースがどのようなものかを経験することができたので、(2019年に)アブダビでF2に出場できてラッキーだった。僕にはベストチームがついているので、2020年は成功を収めることができるだろうと自信を持っている」

「僕の目標はチャンピオンシップを勝ち獲ることだ。ARTとともにF2という次のステップに進んだことについて、僕のスポンサー、僕に投資してくれた人々、ルノー、家族、マネージャーに感謝したい」

 2020年シーズンのF2には、メーカーやチームの育成プログラムに所属するドライバーが数多く参戦することになる。フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)からはカラム・アイロット、マーカス・アームストロング、ジュリアーノ・アレジ、ミック・シューマッハー、ロバート・シュワルツマンの5名、ルノーからは上述の通り周冠宇とルンガーの2名だ。

 そしてレッドブルからは角田裕毅が、ウイリアムズからはダニエル・ティクトゥムが参戦する。今年のF2では、メーカー/チーム内でのF1昇格をかけた争いも注目ポイントのひとつだろう。

2019年FIA-F3第5戦ハンガロリンク レース1 クリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)
2019年FIA-F3第5戦ハンガロリンク レース1 初優勝を挙げたクリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)

■2020年FIA-F2 ドライバーラインアップ(1月30日時点)

No. Driver Team
1 ショーン・ゲラエル ダムス
2 ダニエル・ティクトゥム ダムス
3 周冠宇 ユニ・ヴィルトゥオーシ
4 カラム・アイロット ユニ・ヴィルトゥオーシ
5 マーカス・アームストロング ARTグランプリ
6 クリスチャン・ルンガー ARTグランプリ
7 角田裕毅 カーリン
8 TBA カーリン
9 TBA カンポス・レーシング
10 TBA カンポス・レーシング
11 ルイ・デレトラズ チャロウズ・レーシング・システム
12 ペドロ・ピケ チャロウズ・レーシング・システム
14 フェリペ・ドルゴヴィッチ MPモータースポーツ
15 TBA MPモータースポーツ
16 アーテム・マルケロフ BWT HWAレースラボ
17 ジュリアーノ・アレジ BWT HWAレースラボ
20 ミック・シューマッハー プレマ・レーシング
21 ロバート・シュワルツマン プレマ・レーシング
22 TBA トライデント
23 TBA トライデント
24 TBA ハイテックGP
25 TBA ハイテックGP

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