北欧でも新型コロナウイルスの影響色濃く。デンマークの市街地戦”クラシック”が2021年に延期
「市街地コース設営の難しい部分ではあるが、来年までレースを延期しなければならないのは大変な決断であり、しかしそれ以外の選択肢は残されていなかった」と語るのは、大会ディレクターのポール・ダルスゴーア。
「すべての開催可能性を日々模索していたが、今年中にレースを開催するというプランを維持することはできなかった。クラシック・レース・オーフスで最も重要なことは、ファンやゲスト、ドライバー、パートナー、サプライヤー、そして1000人以上が参加する素晴らしいボランティアたちの安全なんだ」
一方、TCRデンマーク・シリーズの責任者であるマーティン・ジェンセンは、この決定を受け「世界とモータースポーツが現在置かれている状況を充分に理解しているが、レースを2021年に延期するというクラシック・レース・オーフスからのニュースを受け取ったことは、とても残念である」と語った。
「そのため、2020年の初年度に可能な限り魅力的なカレンダーを維持できるよう、代替案の検索と策定に引き続き取り組んでいるところだ」
従来からクラシック・カーのイベントとして開催されてきた首都コペンハーゲンでの名物イベントは、こちらも発足初年度となるフルエレクトリック・ツーリングカー・シリーズのピュアETCR第3戦と、隣国スウェーデンを中心に北欧地域をカバーするSTCCがジョイント。TCRデンマークとしても全7戦の年間カレンダーでハイライトのひとつに位置付けられていた。
さらに、デンマーク政府が海外渡航と入国の制限を4月13日まで延期したことを受け、FDMユランズリングで4月1〜2日に実施される予定だったプレシーズンテストの開催日が、4月16日に移動したことも発表されている。
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