更新日: 2021.02.19 21:10
レッドブル&ホンダ育成の岩佐歩夢、初戦の全レースで入賞し5台抜きも披露【F3アジア第1戦ドバイ】
レース2は土曜日の午前中に開催。コンディションは晴天でドライ。フォーメーションラップ中のトラブルで定刻よりも少々遅れてのスタートとなった。ポールは周冠宇。岩佐は6番手スタートも1周目でニッサニーに交わされポジションをひとつドロップしてしまう。
しかし岩佐は2周目のホームストレートでスリップストリームを使って抜き返し、順位を元に戻した。その直後に後方で接触が発生。コース上にマシンがストップしてしまいセーフティカー(SC)が5周に渡って走行し、8周目からレースは再開する。
6番手の岩佐は前をいくライバルの後方につけるも攻略には時間を要し、14周目にようやくライバルをパス。順位はこのまま変わらず周冠宇が2連勝。岩佐は5位フィニッシュとなった。
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◾️ふたたび追い抜きを見せたレース3
レース3は土曜日の午後に行われ、コンディションはレース2と同じく晴天で路面はドライ。ポールはショーべで岩佐は10番手スタートだ。
オープニングラップでスタート直後に4番手争いをしていた4台、また後方でも接触があり数台がコースオフ。1周目終了時点でニッサニーが首位に浮上、岩佐は無事にアクシデントを回避し6番手まで順位を上げる。
残り15分、レースが後半戦に突入したあたりで上位5台が団子状態となりショーべが首位を奪還。また岩佐も5番手へ浮上。順位はこのまま変わらずチェッカーを受け、ショーベが初優勝、岩佐は最終的に5台を抜いて5位フィニッシュとなった。
F3デビューレースとなった岩佐は3レース合計で11台を抜いており昨年のフランスF4でも見せたレース巧者の片鱗をのぞかせた。岩佐は選手権争いで28ポイントの6番手につけ、首位は50ポイントの周冠宇となった。
第2戦は2月4日〜5日にアブダビのヤス・マリーナで開催される。
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