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投稿日: 2021.03.31 16:37
更新日: 2021.03.31 16:38

FE創設以来ペースカーを務めた『BMW i8』に代わり、新型『ミニ・エレクトリック』を採用


海外レース他 | FE創設以来ペースカーを務めた『BMW i8』に代わり、新型『ミニ・エレクトリック』を採用

「言うなればこれは、エクストリーム・バージョンのミニ・エレクトリックで、フォーミュラEのセーフティカーとして開発されたため公道での使用を意図していないことは明らかだ。しかしJCWの電動化における方向性を明示しており、そのメッセージは明確だ。つまり『電動化とジョン・クーパー・ワークスの相性はピッタリ』だということさ!」

 また、デザイン面の責任者であるオリバー・ハイルマーは、このミニ・エレクトリック・ペースセッターの多くのデザイン要素が「技術的な考慮事項によって形作られている」と説明する。

「例えば、BMWモータースポーツのメンバーと緊密に協力し、ホイールアーチの形状を吟味して開発に臨んだ。前後のエプロンや形状最適化でも軽量であることを重視し、視覚的に印象的でありながら技術的に正確なデザイン言語を用いたんだ。これにより、クルマには感情的でワクワクする要素が備わったと思うよ」

 彼らの狙いどおり「電気自動車と持続可能なモビリティ技術の比類のない試験場であること」を自負するフォーミュラEだが、現在シリーズのCEO(最高経営責任者)を務めるジェイミー・レイグルは、両者が「進歩的でグローバルな考え方を共有し、あらゆるモビリティの電動化という未来に取り組んでいる」とし、改めて歓迎の意を示した。

「フォーミュラEとミニは、どちらも独創的で、予測不可能で、誰もがアクセスできることで知られている。ミニがフォーミュラEの象徴的な開催都市の市街地コースをリードし、EVのダイナミックなパフォーマンスと魅力をアピールするのを楽しみにしている」

デザイン面の責任者であるオリバー・ハイルマーは、多くのデザイン要素が「技術的な考慮事項によって形作られている」と説明する
デザイン面の責任者であるオリバー・ハイルマーは、多くのデザイン要素が「技術的な考慮事項によって形作られている」と説明する
ABBフォーミュラE世界選手権2020/21シーズンのラウンド2は、4月10〜11日の週末にイタリアの首都ローマで開催される
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