更新日: 2021.07.26 12:35
オーバルのターン1を使用した新レイアウトのラウジッツリンクで、メルセデス勢ふたりが初優勝を飾る/DTM第2戦
日曜日のレース2予選では、エリスがポールポジションを獲得。2番手にローソン、3番手にゲーツと続いた。レース距離(時間)は前日と同じく55分+1周だ。
スタート直後、インフィールドへと入るターン2でローソンがエリスを攻略し、トップを奪う。さらに4番手スタートだったケルビンも序盤のうちにエリスを攻略し、2番手へ。上位陣のなかではエリス、ゲーツが早めのピット作業を選択した。
トップを走っていたローソンだったが、ピット作業を終えてリスタートするタイミングで、痛恨のエンジンストールに見舞われる。数秒でピットを離れたものの、先にピットを済ませていたケルビンとゲーツがローソンの前に出る形となった。
3番手ローソンの背後にはエリス、ダニエル・ジュンカデラ(メルセデスAMG・チーム・グループエム・レーシング/メルセデスAMG GT3)、シェルドンと続く。何周か続いたバトルの後、シェルドンがジュンカデラ攻略に成功する。
残り13分、快調に首位を飛ばしていたケルビンが、バックストレートで突然のスローダウン。どうやら電源がシャットダウンした模様で、すぐにレーシングペースへと戻るが、この間にゲーツとローソンが先行する形となった。
このあとトップのゲーツは単独走行に。2番手ローソンには、ケルビンが猛チャージを仕掛ける。エリスを先頭とする4番手争いも数台が数珠つなぎとなり、各所でバトルが勃発する緊迫の終盤戦となった。
2位争い、4位争いは最終ラップまで続いたが、結局順位は変わらず。「今日、子どもの頃からの夢がかなった。このDTMでの勝利は、僕にとって大きな意味を持つ」と語ったゲーツがDTM初優勝を遂げた。
2位にはピットでのストールについて「チームには謝罪しかない」と語ったローソン、3位にはケルビンが入り、ケルビン・ファン・デル・リンデはポイントランキングでのリードを守っている。
DTMの次戦第3ラウンドは8月6〜8日、ベルギーのゾルダーで開催される。