更新日: 2018.02.15 14:05
【トヨタモータースポーツニュース】フォーミュラ・ニッポン第5戦鈴鹿 ブノワ・トレルイエが3位 今季4度目の表彰台獲得
2009年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第5戦
コース:鈴鹿サーキット(5.807km)
予選:7月11日(土)曇:ドライ
決勝:7月12日(日) 晴:ドライ
ブノワ・トレルイエが3位 今季4度目の表彰台獲得
フォーミュラ・ニッポンの第5戦が7月11日(土)、12日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
全8戦で行われる同シリーズも、後半戦に突入。前大会から僅か2週間のインターバルを経て、今季2度目の開催となる鈴鹿で、激戦が展開された。
11日(土)には曇り空ながらドライコンディションで、午後1時45分からノックアウト方式での予選が開始。Q1からトヨタ勢を引っ張った松田次生(LAWSON TEAM IMPUL)が4番手グリッド。好調なTDPドライバーの石浦宏明(Team LeMans)が5番手。前戦まで2戦連続Q2敗退と予選で苦しんできたブノワ・トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL)がQ3に進出し、6番手。TDPドライバーの平手晃平(ahead TEAM IMPUL)、大嶋和也(PETRONAS TEAM TOM'S)が7、8番手で続いた。アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)はまさかのQ2敗退で11番手グリッドとなった。
12日(日)は好天に恵まれ、30度近い気温で、蒸し暑さの中でのレースとなった。
午後2時34分に決勝レース(43周)がスタート。6番手グリッドのトレルイエがスタートでジャンプアップし、3位に浮上。大きく順位の入れ替わるスタートとなったが、その後、数台がフライングスタートと判定され、ドライブスルーペナルティ。5、6位につけていた松田とロッテラーもこれで最後尾近くまで後退を余儀なくされてしまった。
3位のトレルイエに、石浦、平手が続き、その後方には、最後尾12、13番手スタートの立川祐路(CERUMO/INGING)、ルーキーの国本京佑(Team LeMans)がポジションを上げてきた。
今大会は最低1回のタイヤ交換が義務づけられているため、レースが中盤に入ると各車が次々にピットイン。前後共にやや空間の空いたトレルイエと石浦は、順当に3位、4位のポジションを守ってコースに復帰。その後方では、国本が先にピットを終え、ピット作業で遅れた立川をパスすると、更に前を行く平手に迫り、激しくプッシュ。何度か並びかけるも、逆転には至らず。終盤には、追い上げてきた松田と共に、3台による5位争いを展開した。
松田の猛追に耐え、6位のポジションを守っていた国本だったが、ファイナルラップの130Rで、並びかけられた松田と接触しクラッシュ。2台はここでレースを終えることとなった(共に完走扱い)。
トレルイエは3位でフィニッシュ。今季4度目の表彰台を獲得した。猛暑の中で、着実にポジションを守り走りきった石浦が4位。平手も5位でポイントを獲得。6位に立川、7位にロッテラーが入った。