更新日: 2018.02.23 10:59
【トヨタモータースポーツニュース】NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES “トヨタ タンドラ”2-3位フィニッシュ
NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第24戦 Lucas Oil 150
開催日:11月13日
“トヨタ タンドラ”2-3位フィニッシュ
カイル・ブッシュは2位。惜しくも6連勝はならず
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第24戦「Lucas Oil 150」が11月13日 (金)にフェニックス・インターナショナル・レースウェイで開催された。
13日(金)決勝を前に午後2時半から予選が行われ、前戦までシリーズ5連勝を飾り、この週末も前人未踏の3カテゴリー制覇を目指すカイル・ブッシュが2列目4番手グリッドを獲得。アリック・アルミローラが5番手、マイク・ブリスが6番手。8番手以降にブライアン・スコット、ステイシー・コンプトン、トッド・ボダインと続き、“トヨタ タンドラ”は6台がトップ10グリッドを確保し、12台が決勝へと進出した。
午後6時20分に、1マイルオーバルを150周(150マイル:約240km)して競われる決勝レースがスタート。スタートして僅か8周目に、5番手グリッドのアルミローラがスピン。これでイエローコーションとなり、13周目に再スタートが切られると、カイル・ブッシュがこの機を逃さず、首位に浮上した。
34周目に、今大会初めて“トヨタ タンドラ”で出場するブラッド・スイートがスピン。この日2度目のイエローコーションが出され、全車ピットイン。このピットで、8周目にスピンし大きく後退していたアルミローラが一気に順位を上げ、トップのKy.ブッシュに続き、1-2体制となった。
その後もアルミローラの勢いは止まらず、44周目にはKy.ブッシュをパスし、首位を奪取。
91周目に出されたこの日3度目のイエローコーションで、各車が最後となるピットストップを行ったが、アルミローラは首位の座をキープ。ケヴィン・ハーヴィック(シボレー)が2位、これにKy.ブッシュ、ブリス、マイク・スキナーと続いて96周目に再スタートが切られた。
この再スタートで、ハーヴィックの後塵を拝することとなってしまったアルミローラは、チームメイトのKy.ブッシュと2位を争いながらハーヴィックを猛追。レースはチェッカー目前の 147周目に発生したクラッシュにより、1周延長されて“グリーン・ホワイト・チェッカー”の2周スプリントで決されることなった。
2位で残り2周のスタートを切ったKy.ブッシュが、ハーヴィックを懸命に追ったが、11位を走行していたテイラー・マルサムが、ファイナルラップへと入ったフィニッシュライン上でスピン。この瞬間にイエローコーションとなり、レースはイエローコーションのままチェッカー。Ky.ブッシュは惜しくも2位でレースを終えることとなり、6連勝はならなかった。3位にはアルミローラが入り、“トヨタ タンドラ”は2-3位フィニッシュを果たした。
今大会の結果、シリーズのドライバーズタイトルが確定(ロン・ホーナディ:シボレー)、マニュファクチャラータイトルも既に確定している(トヨタ)が、オーナーポイント(車両番号毎の選手権)ランキングでは、“トヨタ タンドラ”の51号車が首位に60ポイント差の2位につけており、逆転タイトル獲得を目指し最終戦へと挑む。
シーズン最終戦となる次戦第25戦は11月20日(金)にホームステッド・マイアミ・スピードウェイで開催される。
ドライバー カイル・ブッシュ:
「我々は4号車(ケヴィン・ハーヴィック)程には良くはなかった。我々はベストを尽くし、可能な限り最高の結果を得た。彼(ケヴィン・ハーヴィック)には去年やられているので、今年は改善してきたが、あとひとつ上のポジションが必要だった。ついていくことはできたが、逆転には僅かに足りなかった。(ロン・)ホーナディはタイトル獲得のために着実に走っていたが、(チームメイトのケヴィン・)ハーヴィックは本当に速かった。しかし今日我々は2位でフィニッシュできた。昨年よりも良い結果であり、チームにとっても良い一日だった」