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投稿日: 2009.11.16 00:00
更新日: 2018.02.23 10:59

【トヨタモータースポーツニュース】NASCAR SPRINT CUP SERIES デニー・ハムリンが3位フィニッシュ


NASCAR SPRINT CUP SERIES
第35戦 Checker O'Reilly Auto Parts 500
開催日:11月15日

デニー・ハムリンが3位フィニッシュ

 11月15日(日)、米国西部アリゾナ州フェニックス郊外エイボンデールのフェニックス・インターナショナル・レースウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第35戦「Checker O'Reilly Auto Parts 500」が開催された。

 13日(金)午後3時45分より予選が行われ、“チェイス”ドライバーのデニー・ハムリンが5番手グリッドを確保。カイル・ブッシュが7番手、“トヨタ カムリ”を駆るもう一人の“チェイス”ドライバーであるブライアン・ヴィッカーズは19位スタートとなり、13台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 午後1時33分に1マイルオーバルを312周(312マイル:約500km)して競われる決勝レースのグリーンフラッグが振られた。
 5番手グリッドからスタートしてまもなく4位に浮上したハムリンは、イエローコーションの出ない展開の中、着実に4位を維持し、57周目には3位に浮上。
 70周前後から各車グリーン下でピットインを開始。若干順位は入れ替わったが、ハムリンはトップ5、Ky.ブッシュも着実にトップ10圏内での走行を続けた。
 115周目にこの日初めてのイエローコーションが発生。上位勢はピットインし、120周目に再スタート。その直後に、後続集団で9台が絡む多重クラッシュが発生。これで再びイエローコーションとなり、127周目に仕切り直し。ハムリンは好スタートを切り、2位に浮上。首位のジミー・ジョンソン(シボレー)を追った。
 171周目にこの日2度目の多重クラッシュが発生。狭いコースで逃げ場を失った後続が次々に突っ込み、ヴィッカーズ、ジョーイ・ロガーノ、スコット・スピードらを含む9台が巻き込まれてしまった。このアクシデントで車両に大きなダメージを追ったヴィッカーズは無念のリタイア。
 その後は再びイエローコーションの出ない展開となったが、ハムリンは3、4位あたりを走行。240周目あたりから、各車はグリーン下でこの日最後の予定となるピットインが始まり、ここで素晴らしいピットストップを見せ、2位に浮上。この日圧倒的な速さで首位を独走していたジョンソンに肉薄した。
 ジョンソンに迫ったハムリンだったが、パスするまでには至らず。また、後方からはジェフ・バートン(シボレー)の猛追を受けることとなり、惜しくも3位へと後退。ハムリンはそのまま3位でチェッカーを受けた。
 15番手スタートから着実な走りを見せたデイビッド・ロイティマンが10位に入り、トップ10フィニッシュ。11位にマーコス・アンブローズ。セッティングに苦しみながらもトップ10圏内で走り続けたKy.ブッシュは、最後のピットストップでの調整が奏功せず、12位に終わった。

 シーズンの最終戦となる次戦第36戦は11月22日(日)、米国南東部フロリダ州ホームステッドのホームステッド・マイアミ・スピードウェイで行われる。

ドライバー デニー・ハムリン:
「良い一日となった。我々はこれまでに一度も走っていない、全くの新車を持ち込み、セットアップしてきた。練習走行では、5位から10位くらいには入れる感触だったが、レース中はずっと、3位から5位くらいの仕上がりだった。ここフェニックスは、コース上でのポジションが大きな意味を持っている。終盤は全力でプッシュし、ピットクルーも、最後のピットストップでは素晴らしい仕事で前走車との差を詰めてくれた。それで48号車(ジミー・ジョンソン)の後方までついたが、そこまでだった。また、31号車(ジェフ・バートン)も非常に速かった。全体的に見れば、我々にとっては素晴らしい一日だったと言える」


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